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「短大生遺体切断事件」 9.夢を許されざる者

2007/01/28(Sun) Category : 少年犯罪・家族事件簿
【「短大生遺体切断事件」目次】

★15.歯科医にあらずんば人にあらず---------------------------------

「パンドラの箱」で描いた「完璧な洗脳」。

そこで示したのは、親に人生を押しつけられる苦しさの中で修羅場となる子供たちの世界。私が見たその世界と全く同じ構図が、この事件にも見られると思うのです。

上記に見るとおり、親一人でも家族を支配できます。
親2人価値観が揃えば、子供に太刀打ちする術はありません。

「あなたの子どもを加害者にしないために」にも取り上げた「水戸市19歳、両親鉄アレイ殺害事件」(2004/11)は、親2人+同居の祖父も同じ価値観でした。この少年は、自分の前に立ちふさがる両親(ともに教師)を殺しました。

そして、この事件では、両親の親族までも同じ価値観です。
親族郎党同じ価値観であるとすれば、その価値に従わなければ人間扱いしてくれません。
丁度、一つの価値に染まってしまう戦時中のことを想定するとよいかも知れません。戦争という価値に染まらない者は「非国民」扱いされてしまうのです。

そういう扱いを受けるのが嫌で、またそれ以外の道が許されないことが分かるために、子供たちは自ら「特攻隊」を志願したりします。
そう、勇貴容疑者が自ら「歯科医」を志願したように…。

(なぜ、自ら志願したのか分からない、兄がもう歯科医になろうとしているのに、と識者は言っていましたが…上記のように環境の圧力を考えるとよく分かると思います)





★16.夢を許されざる者vs夢にすがらざるを得ない者-------------------

結局は、その体制の中で自分を殺して生きることを選ぶか、坂本龍馬のように一族と縁を切って「脱藩」して一人で生きる道を選ぶのか、その二者択一になってしまうのです。

子供は誰しも親から認められたいもの。
勇貴容疑者に親の意向に反してまで脱藩する勇気はありませんでした。そして、自分が継ぐべき医院も、すでに“存在”していました。

逃れる術がなかったのです。



一方、暴力に耐えかねて逃げ出した亜澄さんには、脱藩の道“しか”ありませんでした。自分が継ぐべきものは、ここには何もありません。自分に与えられたものは、親も黙認しているはけ口としての機能だけです。

逃げざるを得ませんでした。



片や、夢を許されざる者。
片や、夢にすがらざるを得ない者。

勇貴と亜澄は、対立する道を選ばざるを得なかったのです。



『2人は廊下ですれ違うときも無言でにらみ合うほど険悪な状態』【週間ポスト1/26号】になっていきます…。

しかし、追い込まれた二人をさらに追い込むことが発生します…。




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亜澄さんの事は人事ではないです。
怖いし、本当に気の毒で可哀相。

 
    
 
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