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「短大生遺体切断事件」 14.大義が心を殺す

2007/02/01(Thu) Category : 少年犯罪・家族事件簿
【「短大生遺体切断事件」目次】

★25.大義が心を殺す-----------------------------------------------

長いこと書いてきました。
しかし、それは犯人捜しをするためではありません。そもそも犯人はいないのです。そこには、ただ「状況」があるだけです。
(参考:「ゼロトレランスでいじめは救われない」)

私のカウンセリングは、犯人捜しをしません(他のカウンセリングも同じだと思いますが…)。ただ、「状況」が関係者全員に分かるように提示します。そして、その状況の中で「現在」という結果が現れていることを理解してもらいます。すると、今後どうすればいいのかが見えてきます。

自分を責めても人を責めても環境を責めても、そこからは何も出てきません。
やるべきことは、反省し、与えてしまった苦労に深く思い至り、その苦労を一緒に受け持ちながら、一人一人が自律に向かって歩いていくことです。




この事件からも、私達は沢山の教訓を引き出すことができます。

人を殺すことができるのは、自分を殺した人間です。
そう、自分の「人間性」を殺したから人を殺せるのです。

十字軍、戦争、人を殺す新興宗教…
人は「正義」に「帰依」するとき、「大義」を背負うとき、簡単に人間を捨てます。
「正義」や「大義」を掲げたときに、自分はそれを遂行するための「道具」に堕してしまうのです。
だから私は、浅薄な「正義」や「大義」が大嫌いです。



「家」を守る道具となって、「人」(亜澄さん)を殺した勇貴容疑者。
「国」を守る道具となって、「人」を殺す兵隊。

実は、同じなんです。
大義がわかりにくければ猟奇殺人にされ、大義があれば正義になるのです。

しかし、国も家も、たんなる「器」です。
守るべきは「生活」、国や家ではありません。国も家も生活を守るものであり、手段でしかありません。
目的と手段を間違えてはいけません。




私は、どの政党でもありません。
生態学やエントロピー論(物理)、一般システム理論(理論生物学)やパラダイム論(科学史)、そして心理学の観点から世の中を見、かつ実践的に行動している立場です。

その観点から世の中を見ると、今の日本は、もう危ないよと言うサインだらけなのです。SF映画で、「宇宙船爆破●分前」の警告ブザーが鳴り響いている状況です。

そのサインとは、「目的と手段が転倒しているよ」という警告です。家族の事件も、企業不祥事も、社会問題も、そして気候変動も…目的と手段が転倒しているために起こっている事件ばかりです。

サインは、人が気づくまで出続けます。
気づくとは、行動が変わると言うことです。




学歴、地位、名誉、カネ、「勝ち組、負け組」…そんなものに惑わされ、そんなものを目的とすることによって生活が荒み、人生を失い…いつまで、競い合って不幸を続けるのでしょうか。

「美しい国」と「生活維新」
「国」vs「生活」…わかりやすい対立軸だと思います。

選択をするのは、私達一人一人です。
私は、子供のために行動し、これからもしていくでしょう。
子供たちの生きる未来を諦めるわけにはいかないので。





加害者も被害者も犠牲者-これが、私の立場です。
勇貴容疑者のような加害者も、亜澄さんのような被害者も出したくない。

そのために、一人一人がペースダウンして、「考える時間」を持ちましょう。
流れに押し流されず、時に踏みとどまって「自分の感情」を取り戻しましょう。

前回書いたように、「誰でも脱出できる」のです。
流れから一抜けしましょう。





最後に、亜澄さんのご冥福を心からお祈り致します。



ここまでお読みいただいた方には感謝申し上げます。

ありがとうございました!


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彼人也予人也 彼モ人ナリ予(ワレ)モ人ナリ 原毀二ノ一 韓愈

世界戦争へ出征され、靖国神社本殿に奉らている神々は、大義なるものが如何なるものかは、善く善く御存知で、靖国神社の事を良く知っていて征かれました。対外戦争を除けば、幕末維新の動乱で戦死して、大義のある側で犠牲となったとして、靖国神社本殿の御祭神とされるかどうかは、時の巡り合わせです。官軍賊軍と言っても賊軍側に朝廷に対する忠誠心が無かった訳でも無し。時の運です。そんなことは皆判っていることで、勝った側も負けた側も負けた側に義が無かったとは思っていません。大義とはそんなもので、それを知る日本人にとっては、靖国神社はそれでいいのです。それでいいから靖国神社は江戸の地に鎮座して崇敬を集めているのです。

世襲職業軍人は「御首級頂戴つかまつる」と命のやり取りの場で敵に敬語を使います。
敵の人間性を予め認めていなければ、敵が人外の力を持つように見えたり過小評価したりするからで、敵に人間性があるのを目にしてびっくりするようでは、その瞬間にこちらが討たれます。敵が人間性を持つことを認識していなければ、敵の行動は理解出来ず予測不能です。「敵」というより「良き敵」、「彼」、「敵さん」と敵の人間性を認める呼称を使う方が便利です。
敵が心を持つことを無視する軍は、戦争の本質を無視する弱軍です。神の国も人の国も人の心の中にあって、戦争とは、敵の心の中の敵国を破壊する行為であり、敵の精神を破壊するには敵の肉体ごと破壊する方が手っ取り早いという状況です。敵に心があり人間性を持つことを認めなければ戦争遂行は困難です。当然に情も湧き、敵戦死者の栄誉を讃えて追悼する気持ちを持つことになります。

亜澄さんの事件で一番気になるのは、加害者と、加害者と被害者の家族の被害者に対する情の無さです。加害者、家族の感情のコップの問題でしょうか。
亜澄さんは、敵としてちゃんと認められていたのでしょうか?壊れた道具や、引っ掻くようになったペットに対してだって多少の情は残るもの。
それは、私自身の問題でもあります。
小さい頃は敵じゃないのにと叫びたかった。私の葬式で立派だと褒められたい人だった。でもそんな程度の生優しいものでは無かったようで、私をばらばらにして肉を配って喜ばれたら喜んだことでしょう。
何故そうなのか迄は解らないけど、地上の最高の権威と権力は独立主権国家の主権であって、自分の子や兄弟姉妹であっても、最高の権威と権力が庇護する国民であることは、判らせろ。

 

白銀母 金母 玉母 奈爾世爾 麻佐禮留 多可良 古爾斯迦米夜母シロガネモ クガネモ タマモ ナニセムニ マサレル タカラ コニシカメヤモ「万葉集」巻五之八百三 山上憶良

という親の心に向く子の心が孝。孝心虚しく、家庭で虐待されれば、
公に助けを求めることが出来ないと、生きるのが難しくなります。
公に国民の福利を守る義務を果たすよう求める「自然法」に基づく権利を考え、福利を守られる国民の権利と国民の権利を守るための国の仕組みを国の最高法規に書いとくことにしたのが立憲主義で、自国民の福利の追求を目的とする法である最高法規が憲法という法です。具体化したのが好き勝手をやってた奴隷農場主だったりで、国民の福利の中心を自由と考えようとする傾向があり、歴史も浅い。
自国民の福利の追求を最高法規に命じられている国は植民地を獲得、そういう国が増えて衝突が続いたのが、戦争の世紀と言われる前世紀。
戦争を禁止して国家間の国益追求を調整しようとする機関が国連。今も世界の国々の最高法規が憲法なのは前世紀と変わりありません。
人権を保証される基本的な権利を持つのは、独立主権国家が最高法規の憲法によって国家の目的を国民の福利とするよう命じられているため、独立主権国家の国民だけで、他国民や無国籍者は、自国民の福利を追求する目的で行われる国家間の利害調整の結果として、自国民の福利のために保護されているだけです。
台湾や朝鮮の未独立の部分は、連合国と朝鮮南半国家が日本の権利・権源・請求権に一切拘束されない権利を独占する日本国領域です。そこに属する人々を日本法は庇護出来ませんから、主たる占領国のアメリカは何でも出来ます。何でも出来るから、中華民国政府と北朝鮮政府に好きなようにやらせているだけです。奄美・小笠原・沖縄はアメリカだけが日本の権利・権源・請求権に拘束されない権利を独占していましたが、何とか返して貰えました。

亜澄さんのように一流とされる学校で義務教育を受けても、日本では、国民の福利を国家の目的とするよう命じる法が憲法だとは習いません。

困難な状況にあって、自助し、また公に訴えて助けを求める心の強さを保つため、公に対する権利があって公には義務があるとするだけでなく(昔の日本人は権利意識強いです)、公には公民の福利を願う心があるとして来たのが日本人です。
公の頂点にあって「公民」或は「百姓」と書いて「おおみたから(大御宝)」と読めと命じる心が大御心で、公の頂点にある心に向く心が忠です。

公の心は議会と一体として議会が何やってもいいのが英、心は不要が米、心は国の頂点にあるとしたのが日本です。

 

>人を殺すことができるのは、自分を殺した人間です。
>そう、自分の「人間性」を殺したから人を殺せるのです。

「人間性」を持ち出せばその結論にしか導けませんね。

>大義がわかりにくければ猟奇殺人にされ、大義があれば正義になるのです。

それも決めつけです。
そういうパターンがあることは明確ですが、それだけではありません。

 

あなたが洗脳されている

アメリカはイギリスの犯罪者達の流刑地でインディアン虐殺が起こりました。オーストラリアではアボリジニが大量虐殺、タスマニア島では原住民は白人たちの残酷な虐殺により死滅しました。インドでは白人の過酷な搾取で大量に餓死者がでました。黒人の奴隷、中国人も白人に奴隷として売買されていました。民間人への攻撃は国際法により禁止されているのに、アメリカは原爆を二発落としました。日本全土に空襲をし100万人が死亡。東京大空襲では10万人が一晩に死亡。この事実をきちんと前から見つめて、物を書いてもらいたいものです。特攻にいった人たちは子供や未来の私達を守るために命を捧げてくれたんです

 

「変」が続いてます

コメントありがとうございました。
KUPOさんの仰るとおり、言うなればこの家族全員が、今の本末転倒している日本の犠牲者なのだと思います。
もはや感じていることを声に出して言っていかなければなりませんね。

 

初めまして。この事件を最初に知った時、今のホテル化した家族状況下では、たとえ我が家でも起こって不思議は無いと感じました。
事件状況が分かり親御さんの手記を読んでこれは親に問題アリと思いました。
しかし、親自身も世間体を気にするような育てられ方をした…親も殺した子も殺された子も全て被害者ですね。
>「目的と手段が転倒しているよ」
本当ですね。
年配者は何となく今の世の中「変」と感じている人が多いです。

 
    
 
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