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モラルハラスメントとは-その定義とやり方

2007/02/15(Thu) Category : モラハラ(モラルハラスメント)
これまでも書いてきていますが、改めて整理しておきましょう。
今回は、「モラルハラスメントの定義とやり方」-つまり、モラハラとはどういうことをいうのか、そして、それはどのようになされるのかという下記5項目について書きます。

■1,モラルハラスメントとは、「人権無視の犯罪」
■2,モラハラの始まり方は、「ある日突然」
■3,支配のポイントは「理不尽」
■4,理不尽は「激化」する
■5,逃げられない=「無力化」のメカニズム




1,モラルハラスメントとは、「人権無視の犯罪」です
【moral harassment】→直訳すると「精神的な嫌がらせ」ですが、「精神的暴力」と言った方が実態をよく表すでしょう。
「暴力によってモラル(精神、倫理、道徳)が破壊されていく状態」です。

精神的暴力、肉体的暴力を問わず、暴力の本質は「ディスカウント」。ディスカウントとは「価値を値引くこと」(ディスカウントセールという言葉でおなじみですね)。つまり、人を人扱いしないと言うこと。人格否定。つまりは、人権無視の犯罪です。

人としての尊厳が侵害され、人扱いされてないな、支配されているなと感じたら、それはモラルハラスメントです。
尚、ディスカウントは具体的には次のようなものを言います。
・肉体的ディスカウント
 突き飛ばす、殴る、蹴る、殺す
・精神的ディスカウント
 皮肉、嫌味、けなす、仲間はずれ、無視
 (無視は精神的殺人です)


【ご参考】・ディスカウント





2,モラハラの始まり方は、「ある日突然」

ある日突然ムッとした顔で口もきかない、あるいは、何でもないことで烈火のように怒る。そういう形で妻に精神的動揺を与えることから始まります。
何の前触れもなく不意打ちを食らいますから、妻はうろたえるわけです。そして、自分に何か至らないところがあったのだろうかとか、あの人も疲れていたんだとか、あれこれ考え始めます。このように考え始めるところで、もう既に相手の術中にはまっているわけです。

これを恋人時代にやると逃げられますよね。しかし、結婚してしまえばおいそれと逃げることができません(第3次禁止令にあっている状態です)から、安心してハラスメントができるわけです。

自分自身を信じてください。自分の直感が「何かおかしい!」とピンときたら、証拠集めを始めて下さい。相手の言動の記録をとってください。


【ご参考】・第1次~第3次禁止令





3,支配のポイントは「理不尽」

①ある日突然
②些細なことで 
③鬼のように怒る もしくは フルシカト(完全無視)する
というのがポイントです。

なぜ、突然なのか?
なぜ、こんな些細なことで怒るのか?
なぜ、そんなにまで罵倒されたり無視されたりするのか?
理性で考えても分かりませんよね。
しかし身体が覚えるのは、服従しないとさらに嫌な思いをすると言うことです。だから、“我慢”することになりがちです。つまり、理不尽なことを押しつけることが服従を押しつけるポイントなんです。





4,理不尽は「激化」する

ハラッサーは支配者という立場を守るために、常に理不尽を押しつけ続けることが日課とならざるを得ません。
1つは、理不尽というもろいものの上に成り立っているからこそ、いつ支配の立場が崩されるか心配だからです。
2つには、理不尽を押しつけることが、互いに支配と服従の関係を確認することになるからです。

つまり、支配と服従の関係は常にその関係を保つ努力をしないといけないくらい不安定なものなんです。ですから、毎日のようにちくちくと続くだけではなく、激化していくことも多いのです。





5,逃げられない=「無力化」のメカニズム

ストレス理論でご説明します。
夫の圧力で妻にストレスがかかると、妻はストレスを回避するためにあれやこれやと「対処行動」を起こします。これをコーピングといいます。

しかし、この「対処行動(コーピング)」が何の影響力もないことを思い知らされると、どのように対処するかということを考える能力(これを2次評価と言います)が落ちてきます。「学習性無力症」に陥っていくわけですね。

同時に、離婚はしたくないと思っていると、破局を避けるための「防衛機制」が発動します。自分の気持ちをごまかして(これを合理化と言います)、破局を避けるために謝ることになります。
気持ちをごまかして我慢する日々が続くと、身体が悲鳴を上げ始めます。動悸、冷や汗、硬直、震え、過呼吸、自律神経失調、パニック障害…体調に異変を感じたら、「身体が自分にサインを送ってくれている」とキャッチしてください。

ところが、実家や家族に話しをしたりすると、「男なんてそんなものよ」とか「あなたにも至らないところがあるんじゃない」とか「子供のために離婚だけは避けた方がいい」というアドバイスを受けて、もう誰も分かってくれないという絶望を味わいます。これを「2次被害」と言います。

すると、2次被害に遭いたくないために無力→自閉へと進行し、ますます24時間監視体制の監獄の中で自己否定され続ける状況になります。その中にいると“誰でも”、自分ならこれができる、なんとかなるという「自己効力感(セルフエフィカシー)」がどんどんなくなっていきますので、行動自体ができなくなっていくのです。


【ご参考】
私がパワハラに遭って無力化していったときのストレスメカニズム


次は<ハラッサーとは-その定義と特徴>





モラハラ(モラルハラスメント)相談ハンドブック


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モラルハラスメント

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Comment

 

少し混乱

今は過去にいろいろあり主人に対してほぼ無視状態。。私もDVしているわけですよね。
これはモラハラなんだろうかという主人から受けてきた言葉を当てはまるのかとモラハラとはというのを探索してしてここに来ました。
中身は省略しますがもし子供ができてもほかにあずかるかここで育てるにしてもお前を表に出さないし子供にも周囲にも母親は死んだと教える。お前の顔のせいで子供がいじめられるのはかわいそうだと過去に言われ、2年前には私の母によそに子供作って養子にしてもかわいがって面倒見てくれると・・・。主人が・・。その中でも私は死んだ扱いなようです。難病で私の顔がひずみがあるんですよね。。。

 

妻からばかりじゃない2

同感です。
モラハラの特徴をみてわたしが受けていると確実に
思います。家内は被害者になりすまし、理不尽な攻撃をくりかえします。
どこで相談してよいのやら・・・
わたしがずっと悪者とされてきましたが、いつも支配しようとしているのは、家内です。
同じ苦しみの人がたくさんいる気がします。
誰かと話したいです。どこがあるんだろう。

 

妻からばかりじゃない

DVというと妻が被害者と考えられがちですが、
かならずしもそうではありません。
夫が被害者ということも少なからずあります。

夫が被害者になることもあるということが社会的に、
認められていないために、苦しい思いをしている夫が
いることも知って欲しいと思います。


 

はじめまして。

はじめまして。

今、まさにモラハラ被害の渦中にいる者です。

元被害者という方以外で、
こんなにもよく理解されている方がいらっしゃるなんて感激です。

救われた気がしました。
ありがとうございます。

 

大変参考にさせていただいています

こちらのブログを読んで、今まで父が家族にしてきたことが、まさしく「モラルハラスメント」と呼ばれるものだと気付き、非常に納得しました。
モラルハラスメントとは何か、その背後にある精神構造、やり方・・・等々、こちらに書かれた知識と情報が、考えを整理するのに、とても助かりました。できる限り正しく「知る」ことは、とても大切なことですね。
私を含め、他の家族が経済的に自立した今、母一人が父のモラハラの被害に遭っています。
最近ではモラハラの頻度と程度が激しくなり、母の心身に悪影響が出ています。
私も他の家族も、母の決断を、応援したいと考えています。
これからのアクションを考える上で、大変参考になりました。ありがとうございます。

 

気が付きました。

ここのブログを読んで、旦那がモラハラ夫だと気が付きました。自分ばかりを責めてきた8年間。
私は悪くなかったと、涙が出ました。今月、家を出ます。調停で闘います。応援してください。

 

隣家の奥さんとの関係に似ています。

子供が同級生なため、引越して来た時からの理不尽な言動に疑問を感じつつも我慢してきました。
隣同士なため、隣家の奥さんが些細な事で室内で怒鳴っているのをうちの夫も何度も聞いているので「あの奥さんキレやすいみたいだから、些細な事が気に障って無視してくるんじゃないの?気にするな」と言ってくれてるのがせめてもの救いですが、彼女を見かけると動機がするようになってしまい、子供の授業参観に行くのも憂鬱です。

 

確かに。

親も友人も味方ではありませんね。
何を話しても
「その程度はどの家庭でもある」とか
「私ならさっさと出ていくな~」とあっさり言われておしまいです。

モラハラの状況を私は日記にして残してますが、これっていざとなったら犯罪の証拠になるんでしょうか。
日本では「精神の殺害」は犯罪ではないから無理ですか?

 

応援します

自分を取り戻すための闘いです。

 

裁判

ハッサラーとの闘いをしたくて離婚裁判をします。応援してください。家庭内での「男」の権力を利用した26年間の性暴力と罵倒などの言葉の暴力等、人権侵害が許せません。このブログを読むかたにはわかっていただけると思いました。人権を侵害された怒りは消えません。

 

ありがとうございます。

 

モラハラを親にどう理解させるか

ここに苦労される方は多いです。一方、親に理解があれば、離脱の大きな助けになります。

他にも問い合わせがあり、本日のブログに書きましたので是非お読み下さい。

 

モラハラを理解できない親にたいして

手を出してない!言葉の暴力を理解できない、娘も気が強いからお互い様。
なんとか、モラ夫とのやり直しをさせようとする親には、どのように対処すれば、いいのでしょう?

 

りのちゃんの仲間です。

ここに書いてあること、すべてが家庭内で行われていました。
もっと、もっと、モラハラを広めて、刑処罰と保護の対象にしてほしいです。

 
    
 
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