のぞみ
2005/12/23(Fri) Category : (家族)カウンセリング
さて、講演した翌日。
9:00 博多駅中央改札にて待ち合わせ。
う~む。こういう人生もありか。
“家族”という単位ではなく、コミュニティで生きている。とでもいえばいいのか、アメーバのような人と人とのつながり。いわゆる一貫した家族というコアの形態がない(コアの関係はあるが…)。初めての追体験であった。
両極の出逢い。そのリアルが、社会のルールやヒエラルキーなどの所詮人間が作り出した共同幻想を軽く超越する。
この方の使命は、もはや家族など超えた“コミュニティ”にあるのではないか。そう思わせる半生記だった。
話しを伺ううちにあっという間に3時間が経過していた。
12:30 同じところで知人と待ち合わせ。
流石にちょっとふけたか。トラウマと闘っていた。が、元気そうだ。少し安心した。
近くの飲み屋へ。
米のとぎ汁しか喉を通らない時期もあったという。
ウイークでーは気がまぎれても休日はいけない。
体の中に胡桃がある。
それがチクチクと刺す。
ズゥ~ンと重くなって何もやる気が起きなくなる。
それが何なのか、分かったのは昨日だった。
明日中尾さんと会うなぁ…。なに話そうかなぁ…。
すると、風呂の中独り言をつぶやいていた。それに気づいた時、
「そうか、これだったんだ!」
……彼もまた、両極の出会いの中での体験だった。
ホット&ウエット vs クール&ドライ
豊かな溢れる感情の世界 vs ピンと張り詰めた遊びのない監獄
心が鳴る世界 vs 心が鳴らない世界
午前中に逢った方とは別の意味で、彼もまた両極に翻弄されていた。
あまりにも大きな課題に直面した。だから、今はショックに立ち直れない。
が、それは生前自分の魂が自分に課した課題―だから、乗り越えることが出来る。
その課題に立ち向かうためにこそ、愛情溢れる家庭に生まれた。
そこでエネルギーを充填するために。
そして、過分なエネルギーをもらった。
もう恩返しをする時期に来たのかもしれない。
ともあれ、生きろ!
思い出の中に生きるな。引きずりこまれるな。
生涯をかけて一人の女性を救うことになるのかもしれない。
あるいは、生涯をかけて同じような人間を複数救うことになるのかも知れない。
そういう人間は、いまや五万といる……
そのためには、自分の精神体力の回復とスキルの習得が必要だ。
生きる目標がないなら毎月千葉に来い。カウンセリングの勉強を続けよう。仲間が話を聞いてくれる。
家族カウンセリングの研修では、毎週沖縄から来ている人がいた。
ついでに、心のふるさとのI区によっていけ。
昼間というのに、杯が進む。焼酎ロックで、もう5杯目だ。
「中尾さん、今日はうちに泊まるんじゃなかったでしたっけ」
「正直、この後中尾さんと別れた後どうしていいのかわかんないんですよ」
彼の辛さが身にしみた。
ギリギリまで話した。
あっという間に3時間が過ぎた。
「ほんと中尾さんが福岡に来るなんてね」
「こういう話が出来てよかったですよ。久々にうまい酒でした」
……最後の最後まで、名残惜しそうに彼は見送っていた。
帰りは、飛行機ではなく「のぞみ」
お前も、生きる望みをつむぐために、「のぞみ」に乗って千葉へ来い。
寒風の中、のぞみは静かに動き始めた―。
9:00 博多駅中央改札にて待ち合わせ。
う~む。こういう人生もありか。
“家族”という単位ではなく、コミュニティで生きている。とでもいえばいいのか、アメーバのような人と人とのつながり。いわゆる一貫した家族というコアの形態がない(コアの関係はあるが…)。初めての追体験であった。
両極の出逢い。そのリアルが、社会のルールやヒエラルキーなどの所詮人間が作り出した共同幻想を軽く超越する。
この方の使命は、もはや家族など超えた“コミュニティ”にあるのではないか。そう思わせる半生記だった。
話しを伺ううちにあっという間に3時間が経過していた。
12:30 同じところで知人と待ち合わせ。
流石にちょっとふけたか。トラウマと闘っていた。が、元気そうだ。少し安心した。
近くの飲み屋へ。
米のとぎ汁しか喉を通らない時期もあったという。
ウイークでーは気がまぎれても休日はいけない。
体の中に胡桃がある。
それがチクチクと刺す。
ズゥ~ンと重くなって何もやる気が起きなくなる。
それが何なのか、分かったのは昨日だった。
明日中尾さんと会うなぁ…。なに話そうかなぁ…。
すると、風呂の中独り言をつぶやいていた。それに気づいた時、
「そうか、これだったんだ!」
……彼もまた、両極の出会いの中での体験だった。
ホット&ウエット vs クール&ドライ
豊かな溢れる感情の世界 vs ピンと張り詰めた遊びのない監獄
心が鳴る世界 vs 心が鳴らない世界
午前中に逢った方とは別の意味で、彼もまた両極に翻弄されていた。
あまりにも大きな課題に直面した。だから、今はショックに立ち直れない。
が、それは生前自分の魂が自分に課した課題―だから、乗り越えることが出来る。
その課題に立ち向かうためにこそ、愛情溢れる家庭に生まれた。
そこでエネルギーを充填するために。
そして、過分なエネルギーをもらった。
もう恩返しをする時期に来たのかもしれない。
ともあれ、生きろ!
思い出の中に生きるな。引きずりこまれるな。
生涯をかけて一人の女性を救うことになるのかもしれない。
あるいは、生涯をかけて同じような人間を複数救うことになるのかも知れない。
そういう人間は、いまや五万といる……
そのためには、自分の精神体力の回復とスキルの習得が必要だ。
生きる目標がないなら毎月千葉に来い。カウンセリングの勉強を続けよう。仲間が話を聞いてくれる。
家族カウンセリングの研修では、毎週沖縄から来ている人がいた。
ついでに、心のふるさとのI区によっていけ。
昼間というのに、杯が進む。焼酎ロックで、もう5杯目だ。
「中尾さん、今日はうちに泊まるんじゃなかったでしたっけ」
「正直、この後中尾さんと別れた後どうしていいのかわかんないんですよ」
彼の辛さが身にしみた。
ギリギリまで話した。
あっという間に3時間が過ぎた。
「ほんと中尾さんが福岡に来るなんてね」
「こういう話が出来てよかったですよ。久々にうまい酒でした」
……最後の最後まで、名残惜しそうに彼は見送っていた。
帰りは、飛行機ではなく「のぞみ」
お前も、生きる望みをつむぐために、「のぞみ」に乗って千葉へ来い。
寒風の中、のぞみは静かに動き始めた―。