あなたの子どもを加害者にしないために
全国のご家庭を訪問カウンセリングしている家族カウンセラー(家族相談士)のモノログ―家族のこと、気になる出来事を感じたままに率直に
迫真の家族ロールプレイ
2007年02月26日 (月) 00:03 | 編集
サロンのような会場。
こじんまりとしたアットホームな雰囲気でワークショップは始まった。
それが、あのような展開になるとは?!


女性が夫や息子をやり、男性が妻やお婆ちゃん、娘をやり…
その場にできた4家族。

「5,4,3,2,1、はいスタート!」で始まった家族の会話。
いきなりのリアルモード。

「誰が稼いでいると思ってるんだ!」と横柄に構えるお父さん
「仕事で疲れてんだよ、俺は」と子供の相手を妻に押しつけるお父さん
それぞれ問題含みのお父さんを核に疑似家族がリアルに時を共有している

「バーン!!」
いきなり両手でテーブルを叩ききつける音!
一瞬会場が静まりかえる。
その大きな音とともに立ち上がった女性は、少し離れたソファーに移動して、うなだれたようにへたり込んでいる。

 ……

ロールプレイを終えて役を解いた。
「役を降りましょうね。目をつぶってくださ〜い。それでは、これから3つ数えると、今の役から降りて自分に戻りま〜す。はい、ワン、ツー、スリー!」


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感想を聞いた。
普通、問題含みのある体験を共有した家族が、その体験時の気持ちをシェアしあうことはない。
このロールプレイの深いところは、普段体験しない立場の人の気持ちを実感することだけではない。自分の言動で他の家族がどう感じていたのか、それぞれの立場の気持ちを聴くことが出来ることだ。

各家族がどういうシチュエーションで、自分はどう感じたのか。会場全員が共有した(全員が共有するには20人くらいが丁度いい)。
これだけでも、もの凄い学びや気づきにつながったと思う。
最後は、もちろん「バーン」の人である(笑)。

その方は不登校の中学生男子を演じていた。
自分の部屋にいたときも、家族の気持ちが矢のように刺さってくるのを感じたという。
そして、母親が夕食を誘いに来たので嫌々食卓に着く。
しかし、やはりそこは針のむしろ。
で、「バーン」だったのだ。

家族にどうしてほしかったか聞いてみた。
すると、キッパリと答えた。
「ほっといてほしかった」


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このように家族ロールプレイは、自分とは異なる立場の家族の気持ちを「実感」することができる(上の例で言えば、不登校の子を持つお父さんが不登校の子供の役をやってみると良い)。
私も、かつて経験した(近々アップします)。


見ていた主催者の西田陽光さんも、それぞれの家族の様相に目を奪われたという。

一度こういう体験をすると、感受性のアンテナが立つ。
人間の幅が広がり、家族の見え方が変わってくる。

やらせている方は、とっても楽しい!(笑)
是非、いろんなところでやっていきたい。
各地の皆様呼んでね♪


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(ps)
飲み会で、この「バーン」の時の他の家族の感想が面白かった。
あの音が聞こえた瞬間、それまでいがみ合っていた家族が「うちは、あの家ほどひどくないぞ」という気持ちになり、あるいは「このままじゃあんなになってしまう」と思い、いがみ合うトーンが抑え気味になったそうだ。
家族間の相互作用も理解できて面白かった!

皆さんに、拍手!(^^)


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