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押しつけのパラドックス(2)-手放すことで救われる

2007/03/25(Sun) Category : 自律(自由と責任)への道
【押しつけのパラドックス】

では、どうすればよいのか?

自分があきらめて我慢すればいい?

No!
頭の中に理想イメージがある限り、その理想と現実のギャップは日常的にストレスを与え続ける。
相手にこうなってほしいと思っている限り、相手の一言半句、一挙一動を無意識のうちに脳内センサーが理想イメージと比較し、ギャップを認知し、ストレス感情を湧き起こし続ける。


そして、心のコップに溜まったそのストレス感情は、いつしか爆発の時を待つようになる…。





では、どうすればいい?

一つは、手放すことだ。

苦悩の源は理想と現実の間のギャップだ。では、なぜギャップが出来た?
それは、理想を持っているから。

その理想を持ったのは、誰? 
それは自分。

言い換えれば、自分だけの「我欲」。
つまりは、自分だけの「我欲」が自分も他人をも苦しめている。

だから、我欲(煩悩)を手放すこと。

ただ、簡単に捨てられるものではない。
なぜなら、自分がその我欲を持った裏には、必ず「理由」があるからだ。
その理由に気づかない限り手放すことは出来ないものだ。

その気づきに有効なのが、自分の棚卸しである。





次に、相手の立場に立って考えてみることだ。

相手は自分の理想を実現するための「道具」ではない。「人間」だ。
相手にも、相手の理想がある。親子であれ、夫婦であれ、それぞれがそれぞれの思いを持つ人間同士なのである。

だから、自分も相手も大事にするアサーティブなコミュニケーションが大切になる。

1,自分の思いは相手に伝える(自分を大事にするために)。
2,が、伝えたときにその思いは手放す(“思い”は認められた時点で満足している)。
3,後は、相手がどうするか相手に任せる(相手を大事にするために)。

これが自分も相手も大事にするコミュニケーションだ。
そして、これは親子でも夫婦でも、まして他人同士でも互いを尊重するコミュニケーションとして社会の基盤にあって然るべきものだ。
このコミュニケーションが成立している社会が「基本的人権」が成立している社会なのだろう。





自分も相手も自由にするアサーティブコミュニケーション
DESC法で状況を見て、アサーティブに表現する




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やっと手放すってことがわかった
背負わなくて良くなって
出来事がシンプルになった

でもまだ道の途中だとわかってる

でもこれでいいんだ

 

あきらめ我慢するのと、わかり手放す

この二つのちがいが、イマイチわかっていないということに気づいた。
我慢すると誉められた。
執念深くなってしまったなぁ。

 

コメントありがとうございました

のんびりDAIRYさん、ようこそ。
そーなんです。外とは無関係に自分で自分に火をつけている怒りというのもよくありますね~。

棚卸しというのは、自分の過去を振り返ること。中でも、自分と親との関係を振り返ることです。

「海ちゃんの我慢」に書かれていましたが、海ちゃんに「これって、私によく似てるよな~」って思うように、人は連鎖の中で生きています。

「 子供は 親の鏡 」-これを逆に言えば、自分を知るには親を知ることでもありますね。

そして、鏡である子供を見て『まずは 私が 無理をしないことなあ・・嫌だったり、出来ないと思ったら 何度言われても 断ろう~
って 思いました☆』

互いが鏡であることが分かると、このように気づきが生まれていいですね。

親-子-孫…あざなえる縄のように互いを映し合っていると思います。



 

はじめまして~

そうだなあ~子供やパートナーに対して理想を持っていて、それから外れると 怒りたくなります。
理想を手放す、それが一番の解決策・・とても納得!
自分の棚卸しというのが、私にはよくわかりませんが、理想を持たないというのは難しい・・

これからもブログ、楽しみにしてますね~♪


 
    
 
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