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全身傷だらけの赤ん坊

2007/04/13(Fri) Category : 心の闘い物語
私のカウンセリングを受けたその夜、その方は夢を見た。


腕に、赤ん坊を抱えていた。
しかし、なんと全身が傷だらけだった。

驚いて、思わず息子の名を叫んだ。
しかし、どうも息子ではないようだ。

と、赤ん坊が何か声を上げた。
声を聞いて ハッとした。

夫だった―




実の親から傷つけられている子供(今は大人でも)はたくさんいる。
ほんとにたくさんいる。

全身傷だらけの人。
手足をもがれた人。
皮膚(境界)のない人。
背骨(感情)のない人。
脳みそだけの透明人間(たとえば少年A)。
頭がのっとられている人。
……


親と同化してしまっている人も、そうでない人も内在化した怒りを抱え、そして自分を親からどう守るか、ただそれだけで生きている。本人は自覚なきままに、妻や子供を楯にし、鎧にし、はけ口にし、道具にし……

逃げて、逃げて、逃げまくる
なぜなら、それが生き延びることだから…
(ほんとは違うけれど)




妻は理屈でごまかされることはあっても、子供はごまかされない
子が問題を突きつけてきたとき、逃げられなくなる。

やがて…
家族の一人一人が自分と向き合う作業へと向かうことになる。

離婚、別居…形は様々だが、それぞれが自分自身と向き合う時間と空間を与えられる方向に流れていく。そうならなければ、誰しもわざわざ自分と立ち向かおうとはしない。(漫画なんかでもよくあるよね。もっとも難敵なのは自分のクローン。そして、それを乗り越えて覚醒するというやつ)


そう…
流れていく。


気づきが起こり、
思いが定まると、
それまで静止していたいろいろな物事が動き始める。
“動き”が向こうからやってくるのだ。

あるいは、
見回してみると、既にその準備が整っていたりする。
私は、既に準備が整っていることに気づいてもらうことをするだけだ。

あとは、試行錯誤を見守り、
揺れ動く気持ちを肯定的に受け止めていく

実は、迷いが深いのも自分
しかし、思いを出し切り、思いの根源に気づいたときに自分が見えてくる
そして、腹が据わってくる




その方も、私のカウンセリングが始まってからいろいろなことが動き始めた。動くと言うことは、縁が紡ぎ直されたり、出逢いや別れがあったり…そういうことだ。

新天地へ向けての自立の準備も進んだ。
幸い、ご主人も親の影響を受けない状況が確保された。
これから、ご主人の心の旅が始まる。

そして、他のご家族も、この春旅立たれた。


旅立ちの季節-

思いが定まれば、人生いつからでも旅立つことが出来る



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私の夫は、ある時公務員から独立して、事業をしています。夫の母は一人暮らしで私はサポートに通っています。義母の近所の付き合いにも行っています。独立すると決めた後に、義母の書いたものを見てしまいました。それは、香典帳で誰にどれだけもらったか書いてあり私たちも見るものです。そこには、あの、憎い憎い嫁・・・・・・・・・・・と強烈なことが書いてありました。くちでいってることとはんたいのことでした。同居して仕事を始めようとした夫ですが、私は耐えられないと別のところで仕事をしています。全身傷だらけの赤ん坊とは私だったのですね。だからこそ、ここでコメントしたんだと思います。また来ます。

 

傷のある女

私は、子どもの頃、傷のある女と父によく言われていました。ふとなぜ、私がこの欄でコメントしたのか考えてみて私のインナーチャイルドが、うずき叫び声をあげたのかもしれません。私はよく蚊にさされ、かいた後が血走った傷になっていたのです。今父になんと言われたいかと考えてみると、そんな風に傷のある女なんていうんだったら、ひとこと痛いだろうとか心配して欲しかった。今きずいたことです。ありがとうございます。

 

タイトルにびっくりした息子

初めてコメントします。私が先生のブログを見てそのままにしていました。帰宅した息子がタイトルを見て僕がそういうことすると思ってるの。といやな顔していました。私は否定しましたが嫌な雰囲気になりました。こんな時なんて言ったったらよかったのでしょうか。息子は20歳で大学二年。中学二年の時暴力が少しありました。高校一年秋に不登校になり、少し立ち直り同じ学校で一年からやり直し4年で卒業しました。コンプレックスを沢山持っていて、セルフイメージも低いです。私は、そこまでしていい子をさせていたのか、支配をしていたのか苦しいです。よく息子は言います。うちは普通の家庭じゃないとか、支配的なうちだと。ありのままの息子を認められない私とありのままを誰かに認めて愛して欲しい私が居るのです。夫は、母親ばかり心配していて、私の感情は関心ありません。

 

ありがとうございます(#^.^#)

先生! アドバイスありがとうございます。
「いつも○○さんは頑張らなくちゃ!頑張らなくちゃ!と口癖のように言ってるよ。」「もう少しのんびり、気楽に考えて人生楽しまなくちゃダメよ」・・そう会社の人に言われてびっくりしました。無意識の内に自分を追い込んでいたみたいです。
長い結婚生活の中で頑張るのが当たり前、何かちょっと至らないところがあると指摘されてきたので、いつも全速力だった。「死んでもシンドイなんて言わない!」・・「怒られたくない!・・そのためにはどうしたら良いか!」・・など本来の純粋な考え方ではなく、防衛反応からきていた行動ばかりだった気がします。人間らしい生き方ではなかった。
いつも先生のブログには励まされています。
これからも宜しくお願い致します。

アメリカではダラダラしてきますね、そして思いきり楽しんできますね!
一皮剥けた私をお見せできるように・・・。☆ミ(*^▽^*)ノ彡☆

 

kalakalaさんも気持ちを吐き出しましょう

kalakalaさんも、大変な思いをされているようですね。

この間お会いしたある方は、話をされ初めてすぐに涙を流され、自分で自分に驚かれていました。
自分では解決したと思っていても、実は解決していない封印されたままの感情が残っているものです。

気持ちは人に会って出てきます。
早く私のことを発見してよ、と光の当たっていない感情が叫びを上げているかも知れません。
必要であれば、ご連絡ください。

 

退職されてよかったです

親子三代さんへアドバイスが一つあります。

思いっきりだらけてきてください!

もともとパワーがあり、頑張りや過ぎるところがあるようです(だから、23年間も戦場のような所を逃げ出さずに来たわけです)。

その背景には、お母さんがいらっしゃると思います。でも、お母さんも理解されているでしょう。もうがんばらなくても、ありのままの自分でいいのです。

のびのびとだらけることを体に覚えさせてきてください。


それから…傷が癒えいるには時間がかかります。

まだまだ泣いてください。
怒りを吐き出してください。
それを言葉や声や行動など形に現すことです。

もう1年越しで見守らせていただいている方がいらっしゃいますが、怒り、恨み、憎しみ、殺意、後悔、自分への憤り等々…そう簡単に消えるものではありません。

鬱の状態で日常的なことが何一つ出来ない中で、毎日メールがあり、週1回の電話では涙を流され、恨んだり怒ったりの果てしのない堂々巡りの無限ループにも疲れ、しかし、次には進めない苦しみの中、自分との神聖な闘いを続けていらっしゃいます。

それでも、ほんの少しづつ、少しづつ変わっていらっしゃいます。大きな大きな価値の転換をされようとしています。

この長い長いトンネルを越えると、人生は大きく変わるでしょう。

しかしそのトンネルは3年は続くでしょう。その方には、おつらいでしょうが3年はかかるとお話ししています。何事も3年。3年たって、ようやく出口の光が見えてくる-心とはそういうものなのです。

その方も、元の自分に戻れるのだろうかという不安を抱えつつ、自分と闘っています。
つらいですが、自分の感情とじっくりつきあってください。

『何より自分自身の為にも元気な私に戻りたい』―必ず戻ることが出来ます。私は、人の持つパワーを信じています。

戻るためにも、我慢をせずに、どんどん吐き出すこと。
吐き出したくなったらいつでもどうぞ。


 

!親子3代さんとの出会い!

仲尾さん、こんにちは。
びっくりです!
親子3代さんのコメントを読んで、blogを読んでみたら、涙が出そうになりました。

親子3代さんは米へ…。
先を行く人のこれからを見守り、応援したい気持ちです。

 

退職

先生、お久しぶりです。
先日会社を退職致しました。体調悪化の回復とこれからの将来を考えた前向きな退職です。
お時間がありましたら、ブログ覗いて下さればと思います。
5月6日から二ヶ月間 アメリカの姉の家族の所でお世話になる事になりました。そこでゆっくり自分と向き合って来ようと思っています。これからアメリカで生活する私へのアドバイスがありましたら、ご指導頂ければ嬉しいです。
アメリカでも先生のブログは拝見させて頂きますね!(#^.^#)

 
    
 
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