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特急電車内女性暴行事件(4)-日本はポリシーを変えよ

2007/04/24(Tue) Category : 社会事件簿
【特急電車内女性暴行事件】
(1)-被害者が失ったもの
(2)-社会が失ったもの
(3)-犯罪者が育つメカニズム
(4)-日本はポリシーを変えよ(本稿)




天皇になった課長Aが、会社に甚大な被害をもたらしたように。
酒鬼薔薇になった少年Aが、社会にぬぐい去れぬ不安を与えたように。
そして、この男植園貴光が、自分の欲望のままに社会を踏みにじったように。

このように育ってしまってからでは遅いのだ。
結局、被害者が出るまで上司や親は放置し続けたと言うことなのである。
その責任はきわめて重い。


そうなる前に!

上司や親がビシッと、ダメなものはダメ!! とたたき込まなければならない。
命に関わること、人間の尊厳に関わることは、親が本気を持って教えれば必ず伝わるし、教えなければならないことだ。

親がサンタを信じていれば子も信じる。
親が死後も生き返ると教えれば、子は親の死体を放置する。
笑うかも知れないが、親の影響を免れる人間はいないというのは、家族カウンセリングをしていて実感する現実である。

親が信念を持って迫れば、白紙の子供はいかようにも染まるのだ。
その怖さと責任を、親は思い知らなければならない。


中には、大人なんだから、親の責任を問うのはばかげていると思う人がいるかも知れない。

しかし、大人でさえ会社に入れば洗脳される。
モラ夫に責められ続ければ、自分の方がおかしいのではと思い始める。
大人でさえ、権力や集団心理の前で意向が変わってしまうのだ。
まして、絶対的立場にある親と白紙の子供とでは、「赤子の手をひねる」くらいに簡単に洗脳することができることは容易に想像がつくだろう。

そして、親に支配され続けている「立派な社会人」を私は何人も知っている。
親と社会の責任は重い。


---------------------------------------------------
子を育てるためには、親が子供と信頼関係を築いていなければならない。そのためには、親が子供の気持ちを聴く余裕を持たなくてはならない。

次に、親がダメなら、地域社会が「NO!」を突きつけなければならない。そして、その家族全員に間違いを教えなければならない。

こうして、家族が地域が、一緒になって一人の人間を育てていくのである。それが、「社会」だ!


そうやって、社会に育てられたことが分かるから、社会に感謝もし、社会に恩返しもしたいと思うのだ。



ところが、「自由競争」の社会。

金獲得の競争を自由にしてください。負けたものは無能です。「自己責任」だから、社会は面倒を見ません―というポリシーだ。

かくして(2)で見たように人は他人に関わらないように育てられ、面倒に関わろうとしない社会の中で、人として育たない人間がどんどん出てくる。
事件を起こした人間たちをモグラたたきのように叩いたとしても、後から後から湧いてくる……。



---------------------------------------------------
人が人を人として育てているのだ!

いい加減、気づけよ日本!!!!

人が人に関わろうとしないで、人が育つわけないだろう!!!

システムにかかわらずに人に関われよ!!

人に関わると言うことは、「マス」ではない。「一人一人」に誠実に関わると言うことだ。

それができる社会になるためには、先ずポリシーを変えよう!

「競争」ではない。
「共生」だ。

それが、社会だ!!


----------------------------------------------------
幕末、外国に行った侍は、その礼節を礼賛された。
日本に来た外国人は日本人の礼儀正しさに驚いた。
地域が生き、地域が人を育てていた時代だ。

かつて日本人は優秀だと言われたが、人間皆同じ。人種差などない。
あるとすれば、人を育てる社会の仕組みの違いだった。
「親はなくとも子は育つ」-そう言われるくらいに地域が機能していたのである。
「共生」のための知恵や社会システムが機能していた。

ところが、維新以降、列強との「競争」へとポリシーを変更し、特に戦後そのポリシーに則ってシステムは再編されていった。そして、地域が崩壊し、家庭が崩壊し、社会性を持った人が育たなくなった。当然の帰結だ。

変わりに機能し始めたのは、人をバラバラにし、競争させる仕組みだ。
学校は、偏差値を取り入れ、共生ではなく競争させる装置となった。
会社は、人を活かす能力ではなく、会社に金を運んでくる能力を評価するようになった。

その結果、社会性を持てなくなった人間が排出し、
学校が機能しなくなり、
会社も怒られたことのない「シュガー社員」に手を焼き始めている…。


もはやマイナスのスパイラルの中に突入している。
おかしくなってしまった人間に気づかせ、その行動を変えていくのは至難の業だ。


私たち一人一人が変わって行かなければ…
そして、「行動」しなければ…


この国の病は、相当なところまで進んでいる―


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泣き叫んでも無駄だ。憤ったって嘆いたって無駄だ。俺達は「美しい国」にいるんだから。特急内で暴行、容疑の36歳再逮捕 乗客沈黙毎日新聞 2007年04月22日01時44分 大阪府警淀川署は21日、JR北陸線の富山発大阪行きの特急「サン.... ...

 
 
 

Comment

 

革命や戦争の勝ち組を絶対視して崇める風潮になれば、敗者は敗者として遇され責められ蔑まれて当然と敗者への同情や共感を禁じる意味合いを持つ実力主義が蔓延するでしょうね。

 

今更ながら

 今更ながらコメントさせていただきます。さすがに深い分析だと思いますね。
 私は、ある意味では実力主義にも危険な要素が潜んでいると思います。確かに、年功序列よりもやる気が出る制度だと思いますが、下手をすれば疲弊と過当競争を推進することにもなりかねないと思います。
 ちなみに、私は報奨金(ただし、人数割りにはしない)で解決するのが一番手っ取り早いかなあ、と思いました。助けても何の報酬もないのも、確かに助けるのを躊躇する原因ではないかと。
 現実、世の中にはどうしても自己中心的、あるいは冷酷な人間はいるものです。彼らを取り込む手段も考えるべきではないかと思います。

 
    
 
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