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雪かき & 大停電の教え

2005/12/27(Tue) Category : 環境
朝から雪かき。
屋根の上。こりゃ危ない。斜面に建つ家で下が車庫なので、車庫側の道路に落ちれば3階建ての高さ。足を滑らせて落ちれば、コンクリートに激突して…。

いやはや、こんなところを70歳をとうに超えた老人が雪下ろししているのだから…。

命をかけて“家”を守っている。

庭のある側は2階の高さだし、1階の屋根もあるので慣れてくると怖くはない。“雪押し”程度では話にならないので、スコップでタテに亀裂を入れては、塊を切り出すようにしてドカンと下に落としていく。
続いて、今度は道路に落とした雪の片付け。
それまでに溜まっている分もある。
近くの川まで“ママさんダンプ”に雪を載せて運んでいき、雪崩のように捨てる。

延々と延々と、黙々と続ける。
疲れるのだが、筋肉は喜んでいる。
共に作業しているから連帯感が生まれる。
お互いお疲れさんという気持ちがあるから、近所の人にも素直に声をかけられる。

汗をかきかき、単調な作業をくり返しつつふと思う。

あぁ、これっていいなぁ…
これだけやっても、また無情に雪は降る。そして、また積もる。
人はこの作業を、ただくり返すしかない。

自分の力ではどうしようもないものがあることを知ること。
自分はただ、自分にできることをやるしかないことを知ること。
同じことの繰り返しが生活を支えていること。
子供も老人も総出で、自分にできることをしながら家を守ること。
同時に、それは近所の人をも守ること(下ろしていないと危ないから)。

自然の前に人は謙虚になる。
私も、同じことをくり返して生きていきたい。

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便利な生活からは生まれてこない感情だ。

オール電化の快適生活をテレビは喧伝するが、22日に新潟で起きた大停電は、その脆さを教えてくれたばかり。

しかし一般に、便利になればなるほど、人は自分で生活をコントロールできると思うようになり、人生をコントロールするための能力を身につけようと躍起になる。
コントロールできる人が評価され、できない人が蔑まれる。管理能力が人間力の尺度の一つとなる。

果ては、自分のために子も含めた人をコントロールしようとして、欲望の底なし沼に引きづり込まれていく…。

自然から切り離された生活は、人を狂わせ、人を脆くしていく。
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