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「怒り」を理解しよう(1)-怒っているのに怒っていないという人

2007/05/11(Fri) Category : 心と感情
妻は、「怒ってばかり」と言う。
夫は、「怒っていない」と言う。

子は、「お父さんの目がコワイ」と言う。
父は、「普通に見ているだけだ」と言う。

家族は、「大きな声出さないでよ」と言う。
父親は、「普通に話している」と言う。

家族は、母親の立てる乱暴な物音にピリピリと構えている。
母親は、普通にやっているつもりでいる。





周囲は緊張し、萎縮し、怯え、自分を殺す。
しかし、当人はまったく自覚がない。こういうギャップは本当によく見られる。

『「餓鬼人間」-存在承認に飢えた鬼』で、「10,親に対する怒りのマグマがたまっている」と書いた。

実の親に対する怒りを自覚していない。否、親に認めてもらいたい気持ちがあるので、無意識に親との対決を避けているのである。

しかし、「怒り」は、“そこ”にある。
“そこ”とは、自分の心の中だ。

その溜まった怒りは、常に吐き出し先を探している。
吐き出す格好の餌食は、自分の家族だ。次に職場だ。

自分の親に向けるべき怒りを自分の家族に向ける。
自分の問題なのに自分と向き合うことから逃げ、家族をや職場を道具にする。


そして、
見る目は人を射し、
聞く耳は怒るきっかけを探し、
口から出る声は常に怒気を含んでいる。
内側から怒りのマグマが押し上げているので、声の音量調節ができない。一本調子の大声でしゃべる。
体はイライラとして発散しようとし、動作も激しくなる。

無意識に怒りをまき散らしているのだ。





★「怒り」を理解しよう
(1)-怒っているのに怒っていないという人
(2)-「怒る」と「叱る」
(3)-「怒り」をコントロールできるか
(4)-「怒り」はコントロールできない
(5)-「怒り」の発散5段階
(6)-人はどのように怒りを吐き出そうとするか?




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時々一人で怒鳴っています。

時々ですが、誰もいないところで「バカヤロー!!!」とか
「ぶっ〇〇してやる!!」とか「チクショー!!!」とか、
その他凄まじい言葉を家で一人腹から出る声で怒鳴っている自分がいます。
不意に現れるまるで別の人格の登場です^^;

ある時ふと、叫んだ後、その叫ぶ直前に何を考えていたのかを
思い出せない事に気がつきました。

昔の惨めな自分、言い返すことが出来ないまま飲み込んだ嫌な思い出、
気持ちを伝えず我慢を重ねたこと、
様々なことを、叫んだ後忘れている自分に気がつきました。
叫ぶのは人には見せられない自分がよく知るコワイ自分です。

ある時カウンセラーに
「そのコワイ自分があなたを助けてきたのよ」と言われ、はっ!としました。

今でもコワイ自分は登場しますが、以前と少し違うのは
コワイ自分が出て来た後よし出た!もっと出せ!!と思っているところです。。。

お酒を受け皿にしてしまうともっと簡単なのですが、
何か違うな、、、と、思うようになり酒の力を借りないでも自分で出せるじゃん、
自分で出そう!って思ったら、お酒を飲んでもチクショーとか言わなくなりプチオヤジ化しなくなりました。。。
普段の生活で以前に比べるとかなり自分の気持ちを表現するようになりました。
こないだは悪態が過ぎる義父に、「それって人間に対して
失礼ですよ!!!」と、バシ!!っとNOを突きつけました。
きちんとその場でキモチを伝えると後引かないですね。。。

10年前くらいは何かにつけて主人に怒りをぶつけていました。
今思うと、私が実家から離れて安全な場所に身を置いて、
感情が外に出るようになってきたのかもしれません。
でも、本当にぶつけたい相手はたぶん自分の親であり、
何よりも自分のキモチを殺し続けた自分への思いでもあるんでしょうね。。。
気がつくのに随分かかりました。



 
    
 
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