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「怒り」を理解しよう(3)-「怒り」をコントロールできるか

2007/05/13(Sun) Category : 心と感情
中には、自分がイライラしたり怒りっぽいことに気づいて、怒りをコントロールしようと努力する人もいる。心理学を学び、セミナーやワークショップに通い、カウンセリングを受け、親業をやったり聴く訓練をしたり、自分を癒すことをしたり、エンプティチェアなどで過去に戻って対話したり…涙ぐましい努力をする。




エリスのABC理論(論理療法)なども、1つの有効な方法だろう。
たとえば、自分が帰ってきて「ただいま」と言った時に家族が何も返事をしないだけでムカッとしたとする。この時ABC理論では次のように解釈して対処法を教える。

『あなたがムカッとしたのは、「ただいま」と言ったら、すぐに「お帰りなさい」と返事があるべきだという思いこみがあるからです。でも、家事やテレビや団欒をしていて聞こえない時もあるし、電話や何らかの事情で返事ができない時もあるでしょう。それに何かに熱中していたら、あなたも気づかないことがあるでしょう?いつも返事が返ってくるわけではありません。あなたを無視したわけでも、ルールに反抗しているわけでもないのです。できない状況がそこにあっただけです。そう思えば、気が楽になりませんか。』

これをABC理論に照らすとこうなる。
「ただいま」に対する返事がないという出来事(Activaiting event :起きた出来事)で、
ムカッとした感情が生まれた(Consequence :結果)のは、
すぐに返事があるべきだという思いこみ(Belief:信念)があるから。

この思いこみのことを「irrational belief (不合理な信念)」と言い、それを変えることができれば気が楽になる=結果が変わると言うことだ。


ふむふむ、と思ってそれを実行したとしよう。

次にムカッとした時に、待て待て、ほんとにこの怒りは妥当か?と自分に議論をふっかけて(Dispute)、今返事ができない状況なんだろうと「rational belief (合理的な考え)」に変えて怒りを収めることができれば、効果(Effect)ありということになる。

これを 「ABCDEモデル」と言う。





さて、一段落。これでうまくいった。自分はうまくやれる。
そう思って、これらのことを続けるとどうなるだろうか。

あの手この手を使って、自分では理性的に怒りをコントロールしているつもりでいる。意識上では、これでもう自分は大丈夫だ、と思いこんでいる。

すると…、
不思議なことが起こる。


目つきはますます険しくなり、
声は冷徹に冷え、
言葉は人の弱みを鋭く突き刺し、
動作はがさつになり、
あらゆる行動で攻撃するような音を立てる

家人にとって状況はますます悪化し、もはや緊張を解ける状況ではない。空気がピンと張り詰めた家の中は、既に戦場だ。
しかし、本人はまったく普通のつもりでいる。





さらに…、
不思議なことが起こる。

ある日突然逆上して、家人をとっつかまえて座らせ大声で怒鳴り散らす。その時はもはや目がいってしまっている。そして、一端始まったが最後、相手が屈服するか自分が疲れ果てるまで10時間でも12時間でも怒鳴り続ける(誇張ではなく)。

後日家人がそのことを訴えるが、本人は家人が何の不満を言っているのか分からない。中には、家人がおかしなことを言うと、カウンセリング依頼に来る人もいる。そのくらい、自分の方がおかしいのだとは金輪際思っていない。

なぜなら、
怒鳴っている間の記憶がないからだ。12時間の記憶がないことさえ気づかない。
これを、「解離性健忘」と言う。


だから、家人の指摘は自分の身に覚えのないことであるし実感が湧かない。むしろ、家人の方がおかしいと思いこんでしまうのだ。

そして、その人がカウンセリングルームに出向いて話をすると、カウンセラーはその人の「別人」の部分を知らないから判断を誤る…。カウンセラーでさえ誤る。まして、行政などに救いを求めても理解されるのは難しい。


なぜ、こういうことが起こるのだろうか。





★「怒り」を理解しよう
(1)-怒っているのに怒っていないという人
(2)-「怒る」と「叱る」
(3)-「怒り」をコントロールできるか
(4)-「怒り」はコントロールできない
(5)-「怒り」の発散5段階
(6)-人はどのように怒りを吐き出そうとするか?



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あー
私が結婚していたころ
舅と姑に夜中の2時から朝まで責め続けられたことが
あったなぁ
その時の旦那も味方になってくれなかったなぁ
あの時に、もう無理って思ったなぁ

 
    
 
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