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【ワークショップ】社員研修で起こった奇跡

2007/06/04(Mon) Category : 会社・改革
初日、乗った。
教室形式で始まり、椅子だけのグループワークがあり、最後は4つの机の島が出来、普通に盛り上がり、そして終わった。

2日目。
実に、興味深かった(前日とは異なるメンバーである)。
以下、起承転結で見てみよう。



【起】----------------------------------------
前日に出来た4つの島に自由に座らせた。
そして、前日同様に番号を順に言ってもらい、新たに4つのグループに編成し直した。

レクチャーが終わり、ワークショップが始まった。
島を崩すことが出来るかどうかがポイントの一つだったが、崩すチームはなかった。ペアで話をするときも、部屋中にランダムに散った前日と異なり、机の周囲から逸脱しない。

ふ~む…そうか。

ごくごく単純化して言えば、押しつける課長(1日目)と上目遣いの係長(2日目)。レクチャーでやったストレス理論で言えば、上からプレッシャーをかけられて歪みが出ている。この組織の問題は、今日のメンバーによく現れているようだ。

「禁止令」の中で上を気にして生きている。
「許可」を与えていかなければならない…。



★--------------------------------------------
…実は、ワークショップで出す討議課題は、それそのものがリトマス試験紙になっている(^^)。
個人の価値観が出ざるを得ない正解のないテーマである。理不尽を感じる人もいるだろう。割り切りしかないと見定める人もいる。

交流分析的に言えば、人によって下記の自我状態のうちのどれかが過度に刺激され個性が際だってくる。課題に対する取り組み姿勢で、その人が下記のどれが強いかが見える。つまり、外から「その人」がとっても分かる(見える)課題なのだ。
CP(Critical Parent)   批判的な親
NP(Nurturing Parent)  養育的な親
A (Adult)         冷静な大人
FC(Free Child)      自然な子供
AC(Adapted Child)   抑圧された子供


集団全体で見れば、前日の集団は刺激(課題)を受けてFCが出てきた。2日目の集団はAC(アダプティッドチャイルド)が出てきた。
ACの特徴は、感情の抑制・他人の期待に添う努力・規律・いい子・穏便・波風立てず・我慢・妥協・忍耐・主体性の欠如・依存的・自縄自縛・消極的・慎重・上目遣い・長いものに巻かれろ…そして、抑圧された怒り。

(ちなみにCPにさらされるとACになり、NPの下ではFCを発揮しやすい。この課題への取り組み姿勢を見るだけで「組織の健全度(健康度)」が分かる)



【承】-----------------------------------------------
休憩後、第2ラウンド開始の時に、最初の「許可」を与えた。
「今度は、机を外して椅子だけでやってみましょう」
おまけをつけた。
「課題を置く椅子を真ん中に置くのもいいかもしれませんね」
課題を床に置くと、皆下を向いて互いの顔が見えにくくなるからだ。

この集団は、先ず導いて体感させる必要があった。



そして、全体をNP+FCで導いていく。
安心できそうだと分かると、少しづつ本音が出てくる。

グループ発表の時、あるグループから次のような発表が出た。
「研修の意図が今ひとつわからない」

おぅ、ようやく出てきたね~♪

つっこんで聴いてみた。
「人を切るなど、リストラのことを考えているのか…」

おや、このテーマから、そういうあらぬ心配をしていた訳ね~。
こう深読みしてしまう背景には次のような積年のオリがある。
1,研修とは会社が何らかの目的を持って社員にやらせるものである
2,自分たちは、会社のために知識やスキルを得て、それを仕事に活かさなければいけない

だから、おかしな(笑)テーマを与えられると、1が分からず2の成果につながらないためにイライラしてしまうのである。かなり、組織に順応した子どもたち(Adapted Child)だ。病は深い…。




【転】-----------------------------------------------
一通り終わってワークショップの解説に移った最初に言った。

「すべての研修は自分の成長のためにあります」
「今日一日過ごしたことで、明日自分が成長していればそれでいいわけです。せっかく人生の1日過ごすわけですからね~」
「仕事も同じ。自分が成長するためにすればいい」
「そして、成長するかどうかを決めるのは自分です」

まぁ、このようなことを言った。
そして、机のことも解説した。
「与件としてあるものに人は縛られがちです。無意識にそこに固着してしまいます。でも邪魔だなぁと思ったら外してしまえばいいんです。自分の思いで行動していいんです。人の世に変えられないものはありません。この組織のルールや制度も同じ。おかしいと思ったら変えていけばいいんです。」

解説が終わって休憩後、
激変した。




【結】-----------------------------------------------
私が行った組織改革のストーリーを真剣に聴いているのが分かる。
一人一人に、そして集団全体に、背筋が一本通っているのだ。
あれだけバラバラだったベクトルが揃っているのだ。
それを肌で感じながら、私は話を続けた。

そして、一枚岩になった会場全体が呼吸を始めた。
笑いが漏れる。笑顔に無理がない。人の顔に戻っている。
自然な笑いが波のように伝播する。
皆がオープンになり、つながりあっている。
ACの防御壁がなく、一体となっている。
今や、会場全体がぬくもりのある一つの生き物だった。


私も感動しながら、
その生き物の一部となって、
そこに息づいていた。






★★-----------------------------------------------
終わった後に個別に質問、コメントがあった。
1,自由に座らせておいてグループを再編した意図
(解)自由に座らせると気の合う仲間同士になり、そこで安心するから。安心させておいてフェイントをかけたわけだ。
→実際、その方は会社が配置を決めているだろうという先入観でやってきて決まっていないことに驚き、ならばとメンバーを見て座る島を決めたそうだ。ところが、再編させられて当てが外れ…と、研修が始まる前だけで二転三転したわけだ。

2,机をのけた効果
机がある方がやりやすいと思っていたが、なくなって初めて机の「物理的距離」に気づいた。どうしても乗り越えることの出来ない距離-膝を寄せ合って話しているのを見て、人との距離が会話の距離につながっているのが分かった。


その人は、「中尾マジック」と言われた。
私は、財津和夫の言葉娘のことを思い出していた。


何事も共同作業。
最後は、一体となって活き活きと息づくみんなの雰囲気が私を乗せ、その乗った私の言葉に皆が乗り、互いに相手を引き出し合うポジティブフィードバックの空間となった。

そこには、この日のセミナーの本質が「体現」されていた。

ACのひねた方々が(失礼 ^^;)、
さらにバラバラにされ、
暗いコンディションからスタートした研修が、
たった1日で、
オープンで互いを遮らず、
自由な一体感を共有する活き活きと息づく空間を創り上げた。

「奇跡」が起こったのだ!

感動的な終幕だった。
ありがとうございました。





人は、安心できる空間で自分を出す。
一人一人が自分を素直に出せば、こんなにもぬくもりと一体感のある空間を創り上げることが出来る。
互いに相手を力づけることの出来る組織を創り上げることが出来る。

変われることが、皆分かった。
あと3ヶ月は放っておけばいい。
その間に、時分の中で何かが発酵していくだろう。

その間に同じことを別の階層にもやっていくことだ。
女性をエンパワーするのも効果大だ。

変われる布石が整っている。
これから3年が勝負だ。




自分の畑で取れたという「甘熟トマト」をいただいた。
丸かじりした。
とてもおいしかった!


みんな頑張って!
応援しています。



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こちらこそありがとうございました

わざわざ書き込みありがとうございました(m--m)。

これからが楽しみです。
焦らず着実に参りましょう。

そのためにも、どうぞ、私以上にご自愛ください。

 

中尾先生 ありがとうございまた。
今回の研修を通じて得た教えを着実に実行していきます。
もう一度、酒を酌み交わしながら成果を報告させてください。
毎日、大変だと思いますが、先生を待っている人達のため頑張って下さい。くれぐれも体に気をつけて下さい。

 
    
 
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