プロフィール
 

中尾英司

Author: 中尾英司
Doing(させる,働きかける)ではなく、Being(共にある,見守る)―半歩あとから


カウンセリング申込み要領

中尾真智子ブログ

ホ・オポノポノ to IC―
「ごめんね」「ゆるしてね」
「ありがとう」「愛している」

 
ピックアップ目次
最近の記事+コメント
 
 
カレンダー(月別)
 
10 ≪│2017/11│≫ 12
- - - 1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30 - -
 
カテゴリ
 
 
全ての記事を表示する
RSSフィード
 
 

未来工業-ワークライフバランスを達成している会社

・マジに残業ゼロ。
・GW10日、お盆10日、年末年始20日、年間休日140日。
・800人の従業員は全員正社員で派遣無し。
・おまけに定年は70歳。
・それなのに給与は社員平均年齢39歳で573万円。
・ノルマ(成果主義)はなく、給与体系は昔ながらの年功序列。
・そして、5年に1度は会社持ちで全社員を引き連れて海外旅行(前回の経費は1億5千万!)


…信じられますか?




さらにテレビのインタビューでは女性社員がこう言っていた。
「主人が病気で1ヶ月半休んだ。でも誰も責めないのでとても助かった」

また、サイトにはこう書いてあった。
「育児休業も昨年、社員の要望をふまえて2年から3年に延長」

日常的なワークライフバランスだけではなく、病気や育児など個人に負荷がかかることについてもサポート体制が出来ている。つまり、完璧なワークライフバランスが達成されている。


これが、ほんとに信じられますか?




でも、
あったんです。


こういう会社がねぇ…


「労働時間が日本一短い上場企業」と言われる「未来工業


いやぁ、3月のスーパーモーニングで紹介されていて(遅っ!)掲載しようと思っている間に時間がたってしまった。昨日、モデルとなる自治体を紹介したので、引き続きモデルとなる会社を紹介しようと思い立った次第(^^;)。
さぁ、こういう会社です↓





■1,ポリシー
全てのシステム(組織)はポリシーによって創られる。
会社におけるポリシーとは、創業者の生きる姿勢、そしてそこから生まれた考え方にあると言ってよい。

現在相談役の創業者、山田昭男氏。
彼は若かりし頃演劇に没入しすぎて父親から勘当され、父の経営する会社から追い出された。いわば親から見ると放蕩息子だったわけね。それが翌日、『芝居を続けるため』に仲間8名と共に資本金50万円で会社を設立。ほんとに演劇バカだったんですね(^^;)。で、会社名が劇団「未来座」を受け継いだ「未来工業」。まさに劇団の夢と生活のための工業が結びついた、しかも未来に向かっての社名だったわけだ。

氏は言う。
『演劇は、演じる側が感動できなければお客も喜ばない。企業も同じ。社員が喜んで働くよう、中小企業の社長は仕事をしやすい仕組みを整え、幕が開けば社員という役者に任せる。任せなければ役者は育たない』

この言葉に尽くされていますね!

要するに、
人を使う会社ではなくて、
人を信じている会社なのだ。

その、人を信じる姿勢が隅々にまで徹底されている。





■2,現場を信じ切ること
なんと、ホウレンソウ(報告・連絡・相談)禁止なのだ。
顧客のことは現場が最もよく知っている。上司に相談するのは無駄-ということで携帯さえ持たせていない。現場担当者の判断を全面的に信頼している。
これで、現場の意気が上がらぬはずがない。現場の責任感、判断力、総合的実力がどんどん上がると同時に、究極の効率化につながる。
一つの決定をするのに、複数の人間(コスト)が必要な場合とたった一人で行う場合を考えれば、未来工業の事務生産性がどれほど高いかが分かると思う。





■3,制限が工夫を生む
残業ゼロが工夫を生む。これは、私も実感したのでよくわかる。
私は、大学卒業と同時に結婚したので、会社生活と結婚生活が同時に始まった。
「今度の新人は結婚しているらしいぞ」と、工場配属時に大いに騒がれたものだ。まぁ、寮ではなく、いきなり社宅に入る“新人”なんて会社始まって以来だったから…(^^;)。

当時、寮にエアコンがなかったために工場にいる方がマシ、と都会ではなく遊ぶ当てもない若者たちはのんべんだらりと工場にいたものだ。早く帰りたい私と彼らでは、明らかに工夫の仕方が異なるのが分かった。「必要は発明の母」と言うが、まったくその通り。「こりゃ時間制限がなければ、人は工夫しないな」と思ったものだ。

工夫し続けた結果、3年たつ頃には私はそれまで3人でやっていた仕事を一人でやるようになっており、定時で帰れなくなっていた(--;)。その3年後に子供が生まれたとき、1ヶ月の間、私は定時で帰った。この時はものすごい集中力で、同時に5本電話を取ることもあり、決断に次ぐ決断で乗り切っていった。

これらの経験から、時間制限を設けると人はものすごい集中力を発揮し、工夫も生まれることを実感している。
逆に、そのように仕事をすれば、8時間でもう十分。会社に12時間、14時間といられる人は、それだけその時間がスカスカで休みながら仕事をしているということだ。でなければ、体が持たない。
今の企業の怖いところは、思考停止状態でダラダラと働かせることだ。





■4,顧客を信用する
人を信用することが徹底されているのは社員だけではない。顧客に対してもそうだ。
長期休暇や社員旅行で会社が休みになるとき、顧客が困る場合がある。
すると、未来工業は倉庫の合鍵を三千個つくり、全取引業者に渡し、必要になったら製品を勝手に持っていってくれと言った!

あいやぁ~、もう何も言えません。
この会社は、社会を形成しています(←って、当たり前のことなんだけど…)。





■5,誇りを持たせる
・「製品」についての誇り-スイッチボックスについては、日本一。
・「給与」についての誇り-これだけ労働生産性が高ければ支払ってお釣りが来るでしょう。
・「文化」についての誇り-75年に「ミライコミュニティシアター」を設立、演劇やロシアのバレエ、中国の京劇などの公演を毎回、数千万円かけて企画し、地域の人をのべ数万人、無料で招待し、社員は誇りに思う。



…まぁ、実に当たり前のことを当たり前にやっている。
今や「会社の常識は社会の非常識」と言われて久しい情けない時代になってしまったが、この会社に入れば、まっとうな「社会人」になれる-そういう、当たり前の会社だ。日本が、いかにいびつな社会になってしまったのかを逆証明していると思う。変わらぬ姿であり続けてほしい。


<参考>
http://chubu.yomiuri.co.jp/news_k/glocal/glocal_040609.htm
http://mytown.asahi.com/aichi/news.php?k_id=24000340611130001
http://www.yukan-fuji.com/archives/2006/12/post_7904.html
http://finalf12.blog82.fc2.com/blog-entry-471.html


<創業者 山田昭男氏の本>
「楽して、儲ける!―発想と差別化でローテクでも勝てる!未来工業・山田昭男の型破り経営論!」


関連記事
 
Comment0  |  Trackback0
 
 

Trackback

 

Trackback URL :
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)

 
 

Comment

 
    
 
Home | Top ▲
 
はじめにお読み下さい
 

読まれる上での留意点
自分を取り戻す方法総目次
*全記事リンクフリーです

 
ブログ内検索
 
Google

Web このブログ
 
会場でお会いしましょう(^^)
風化させまいカレンダー
 
 
著作
記事・インタビュー他
わが子を守るために
写真/動画集はこちら↓
 
アルバム(flickr)
アルバム(フォト蔵)
YouTube

・写真はアルバムページに飛ぶようにしてあります。
 
お問い合わせなどあれば↓
 

名前:
メール:
件名:
本文:

 
ブックマークに追加
 
 
月齢
 
Today's Moon phase
 
↓このパーツを設置すると14本の苗木を植えられます
QRコード
 
QRコード