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JR福知山線脱線事故の深層-第1部 事故の構造的要因 (4)役所の不作為の罪

2007/07/13(Fri) Category : JR福知山線脱線事故の深層
■4,役所の不作為の罪--------------------------------

残念なのは、軌道を変える時に、役所が安全チェックの機関として全く機能していないことです。
テレビのインタビューで、“JRが当然安全も計算に入れた上で変更を要請するだろうから、役所の方ではチェックしない”という事を、役所の担当者はなんの悪びれもなく、さも当たり前のような顔で述べていました。その表情には、なんの呵責も見られませんでした。

仕組みが機能しないとは、こういうことなのです。
セクションがあったとしても、その担当者が自分は何をすべきなのか、どんな権限を与えられているのかを理解していません。


工場などで事故が起こる時は、4重、5重の安全関門がすべて機能しなかった時に起こります。それだけの関門が軒並み機能しないということは、そのほとんどが人為的なもの(ヒューマンファクター)です。動燃の事故などを思い出すとよいでしょう。
動燃爆発事故は、マニュアルがあったにもかかわらずそれが無視され危険行為が慣行となっていたり、いろんな理由で警報が切られていたり、安全管理の部門の権限が弱かったり、セーフティラインが形骸化していたために起こった人災でした。

結局、すべての仕事がきちんとなされるか否かと言うことは、担当者に意識を持たせ、責任や権限を与えているか否かと言うことに尽きるのです。


許認可を行う機関や部門は、「査定」するのが仕事です。その査定の本質は、先ず第一に「安全」か否かをチェックすることです。役所は、そういう目利きができる専門家を雇うべきでしょう。

厳しい言い方をすれば、役所はJRの不安全行為に「加担」しました。
心理学的に言えば、悪しき状態を維持あるいは促進する役割をする人のことをイネイブラー(促進者、背を押す人)と呼びますが、JR西が軌道を変えることを認可したとき、役所はJR西日本のイネイブラーとなりました。

社会の安全を守る防波堤としての役所。
しかし、その役所自体が既に形骸化していたのです。





*不作為=自ら進んで積極的な行為をしないこと。果たすべき責任を果たさないこと。
*不作為の罪=果たすべき責任を果たさないことによる犯罪



■(追記)行政の不作為の罪の数々---------------------
(公務員は人の命に関わる仕事をしているのです)


●薬害エイズ事件
厚生省(松村被告)は、同じ時期、有毒ワインは即刻回収しながら、エイズ菌入り非加熱製剤は野放しにしました。対象者が全国民ではなく血友病患者だけであったこと、そして、製剤メーカーに大損害を与えることからでしょう。
松村明仁被告が有罪となった意味は2つ。官僚個人の刑事責任を問うということ、職務権限の行使を怠ったという不作為の罪を問うということ。
アメリカは世界最大の血液製剤の生産国、日本は世界最大の血液輸入国というのが背景
http://www.ipch.jp/aids/social/r1_probl.html



●薬害C型肝炎訴訟
出産時にC型肝炎ウイルスで汚染されていた止血剤を投与され、急性肝炎に。完全に治る見込みはなく、慢性肝炎→肝硬変→肝臓がんと進行していく。「僕が生まれてきたから、お母さんが薬を打たれて感染したんだね。生まれてこなければ良かったね」高校生だった長男の言葉が胸に突き刺さった。
http://www.toonippo.co.jp/news_too/nto2007/20070316152304.asp

ウィルスに汚染されたこの製剤は20万人以上に投与され、すでに1万人が肝炎を発症している。全国5地裁で提訴され、大阪、福岡、東京3地裁は判決で国の責任を認めた。安倍政権下の柳沢厚生労働相は和解に応じない意向。



●薬害タミフル
04年以降、中外製薬からは、死亡以外にも骨折などの転落事例が相次いで報告されていた。「薬害タミフル脳症被害者の会」軒端代表は「厚労省は(把握した)事例を隠していたのではないか。担当職員は何をしていたのか。民間企業ならとっくに破たんしている」と話した。
タミフルによる異常行動死の問題は、05年11月から学会でも報告。その頃から、一部の医療関係者からその因果関係を強く疑う意見が公にされていたのに、厚労省はその因果関係をずっと否定しつづけてきた。
タミフルの世界生産の7割をたった一国で消費してしまうという大消費国というのが背景。
http://www.nikkeibp.co.jp/style/biz/feature/tachibana/media/070324_tamiflu/index.html



●狂牛病(BSE)
農水省の狂牛病対策があまりにもずさんだったからです。私たちはそれを忘れてはなりません。もし農水省がきちんと狂牛病のリスクに対応していたら、買い上げ制度もなく、一連の輸入牛肉混入騒ぎは発生しなかったのです
http://www.ewoman.co.jp/shiten/fujita/068.html



●擬装牛肉事件
食品加工卸会社ミートホープ(北海道苫小牧市)による擬装牛肉事件。
2006年2月には同社の元幹部が農林水産省(農水省)の農政事務局に擬装牛肉について告発していた。新聞報道などによると,告発者は擬装牛肉の現物を持参したのに,農政事務所は調査するどころかそれを受け取らず,ほぼ門前払い状態だったようです
http://techon.nikkeibp.co.jp/article/TOPCOL/20070625/134735/



●アスベスト問題
「アスベスト問題は、厚生労働省と経済産業省、環境省の狭間にあったため、役所はどこも自ら解決しようとしてこなかった。『不作為』の罪だ」と訴えるのは、石綿対策全国連絡会議の古谷杉郎事務局長だ。同会議は、1980年代から「アスベスト問題は、国民全体の健康問題だ」として国に対策を取るよう働きかけてきたが、お役所体質の壁に阻まれてきた。
危険な物質の「禁止」を誰も宣言してこなかった結果、30~40年も経ってからガンや中皮腫を引き起こす「時限爆弾」が、ありとあらゆる分野に仕掛けられた。
http://www.nikkeibp.co.jp/sj/report/26/


長岡京・3歳男児餓死事件~公的機関によるネグレクト


etc,etc・・・・
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