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ハラッサーとは-その定義と特徴

2007/02/15(Thu) Category : モラハラ(モラルハラスメント)
【モラルハラスメントとは】

今回は、ハラッサー(モラハラをする人)とは、どういう人のことをいうのかまとめてみました。

■6,ハラッサーとは、「甲殻類」
■7,ハラッサーの特徴は、「変面」




6,ハラッサーとは、「甲殻類」

モラ父、モラ母、モラ夫、モラ妻-すべてに共通するのは、あるがままの自分で生きていないということです。

何らかの理由や状況によって、
1)親から「愛情」をもらっていません。
2)自分の「気持ち」を受け止めてもらったことがありません。
3)親の価値観を押しつけられるなどの「支配」を受けています。
4)自分の気持ちを「抑圧」して生きています。

そのため、
1)自分の存在に対する根源的不安(存在不安)があります。
2)自分を認めてほしいという飢えからくる「承認欲求」があります。
3)親の手足(道具)として扱われることへの「親に対する怒り」があります。
4)自分の感情が育たず、「自分の背骨(内骨格)」ができません。
(*気持ちとは自分そのものです=気持ちを大事にすることが、自分の背骨を作ることになります)
5)自分が育っていませんから「中身がからっぽ」です。


それを解消するために、
1)不安を払拭するために「金」「家」「土地」「仕事」にしがみつきます。親に愛されたいために親にはいい顔しかしません。
2)人から認めてもらうために、何事も背負い込んで仕事人間(仕事依存:ワーカホリック)になったり、世話焼きになります。
3)無意識のうちに、自分の家族に向けて怒りを吐き散らします。
4)内骨格の代わりに外骨格(常識、通念、権威、思想、信条、主義、ルール、しきたり、あるべき論)で自分を固めます。
5)中身がないので、常に自分を上の位置に置き人と対等の位置に立とうとはしません。見透かされると化けの皮がはがれるからです。権威的に振る舞うか、相手をおとしめるか…、会社で壁を背に机を置いたり、病院に行かないハラッサーもいます。

それを周囲から見れば、
1)形に囚われています(心はありません)
2)詮索、介入、過干渉、自慢、傲慢、独り相撲
3)大声、音を立てる、ものに当たる、がさつ、かんしゃく持ち、ヒステリー、皮肉、嫌み
4)一般論しか言えない、気持ちのこもった会話ができない
5)威張っている、権威主義的、高圧的、空虚


柔らかい生物が地上で生きるには、柔らかい体を支える骨格が必要です。その支え方は、内骨格か外骨格しかありません。
ハラッサーは、内側に自分の感情という一本の背骨が通っておらず、そのもろく弱い自分を鎧のような外骨格で固めて生きている-いわば甲殻類のような人間と言ってもよいかもしれません。






7,ハラッサーの特徴 「変面」

上記で見たとおり、形=外面だけで生きています。
それが生きる術ですから、完璧に演じることができます。
礼儀正しいさわやかなスポーツマンだったり、誠実で社交的だったり、有能なビジネスマンだったりします。

ところが一歩家庭の中にはいると、ハラッサーにとってそこは自分が支配する場であり、抑圧されている怒りの吐き出しの場です。ですから、妻を無視する「能面」のような無表情や、妻を攻撃する「鬼」のような顔に変わります。
子が小さいうちは、妻が逃げられないよう人質にするためにかわいがります。

中国四川省に『川劇(せんげき)』というのがあって瞬く間にマスクの早代わりをする“変面”というのが特徴ですが、まさにハラッサーの特徴は“変面”ということができます。


次は<ハラッサーになる6パターン>





ハラッサーのでき方

「ハラッサー」と「モンスター」と「クレーマー」の違い
「サイレントハラッサー」と「カウンターハラッサー」
「大人になれない大人」の構造

ハラッサーのリミットテストとハラッシーのリミットテスト
ハラッサーを育てるハラッシー
第三者の利用の仕方を学び合うハラッシーとハラッサー
暴力をバージョンアップさせる理由

「キレる大人」の心理(1)-定年退職後、突然キレだした理由




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本当に理不尽だ。

幼少期に親に虐待されたのは親が10対0で悪いんだ。

でもそれでもなお、被害者意識に立たないで自分を成長させないと幸せはやってこない。この世の極みというほどの理不尽さを悔しさを悲しさを怒りを乗り越えないといけない。

それでもすがってくる親など地獄にいけばいい。

子は支配して、生きる力を搾取して自殺に追い込む。これを完全犯罪といわずに何というんだろう。
自殺するまで追い込まれてもまだ親を庇う人もいる。なんということだろう。なんと悲しいことだろう!!!

 

自分にもハラッシーとして育ったけどハラッサーの部分がある。

それから逃げない。

被害者意識に立つことは自分に成長しなくてもいいんだよって言ってるのと同じ。

それって親から受けたメッセージと同じ。
親にされたことを自分が自分にはしない。

 
    
 
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