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2007/07/17(Tue) Category : (家族)カウンセリング
台風一過
朝、静岡のあたりは雲が低く霧がかかって幻想的だったが
名古屋方面は快晴

そして、20:11。カウンセリングを終えて名古屋に向かう列車の中にいた。
明日のこの時間は「Fire the grid」 だなぁ…と、思いつつ。




父親は幼児に戻っていた。
母親は無意識の支配の連鎖の中にいた。
そして、息子はあきらめの中にいた。

幼い頃に愛を奪われ、降りた人生を穏やかに歩いてきた父親は、今奪われた時代に戻った。
「失敗してはいけない」というDNAを我知らず受け継いでいた母親は、先に先にと手を出すことによって父親が子どもに戻る手助けをした。
そして、息子は自我浸食と闘っていた。

水槽の中にいる金魚に、お前の周りには水があるんだよ、ということを教えることはできない-それが、息子のあきらめだった。自分もその中にいるためうまく言葉にできない。それに、水槽の中に生まれた母親は、水槽以外の世界を知らないから気づきようがなかった。

私は、その水槽の中へ入っていった。
そして言動を観察し、無意識に水槽の水を吸っては吐き、水流に沿って行動していることを指摘した。

それができることが、生活の現場に伺うことの意味である。
無意識に発している禁止令やドライバーは、日常の言動の中に潜んでいる。
それは、家族のコミュニケーションの中で現れる。

現れた時に、タイミングを見てその言動の意味を説明する。
カウンセラーは「物言う鏡」なのである。

そしてこれは、カウンセリングルームで母親一人から話を聴いていてもわからない場合があり、わかったとしても他の家族の方とシェアはできない。だから、日常の現場に伺うことが大切なのだ。


母親は気づいた。
徐々にだが、確実に自分に問題があったことに気づかれた。
そして、その間の全ストーリーを息子はともに聴いた。

この日、家族にささやかな火が点った。



明日は、地球に火を点けよう。





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