自分にとっての幸せを目指そう
2007/09/09(Sun) Category : 世代間連鎖
私はカウンセラーだ。
カウンセラーが目指すのは各自の自律である。
例えば子供が自律できていないとしよう。
子供達を自律に導くためには、なぜ現在自律できていないのかを理解する必要がある。
そのためには、「人間は環境の動物」であるから、どのような環境で育ったのかを知る必要がある。中でも、生まれてから現在に至る環境の中で、最も大きな影響を与えるのは親という環境だ。
酒鬼薔薇事件を起こした「少年A」が、特異な人間でも先天異常でもなく、実は親の思い通りに育っていたことが分かったとき、私は親という環境が無自覚であることの怖さを知った。
同時に、「子は親の鏡」という言葉の真意を知った。
子は、親が無意識にカモフラージュしようとしているいびつな姿をも正確に現す鏡なのだ。
子供は正直に「裸の王様だ!」と叫ぶ。
同時に、家族全体の関係性がどこかおかしいよということを体を張って警告している「炭坑のカナリア」でもある。
子を見れば、親の姿が透けて見えてくる。
子がなぜそうなってしまったのか、その背景にはそうさせてしまった親の状況が必ずあるのです…。
同様に…
その子の親もまた、その親(祖父母)の子供なのだ。
すると、
子がそうなっている背景には親のあり方がある。→
親がそうなってしまった背景には、その親(祖父母)の状況がある…
このように連鎖していく。
だから、“直接伝承し得る三代の「いのちのまとまり」”である「1世紀」(100年)くらいを射程に入れている。
そのように家系の歴史を辿ると、私の目に見えてくるのは大きく言えば二通りの人間だ。
・連鎖に巻き込まれた人間
・連鎖を断つ役割の人間
連鎖に巻き込まれた人間は、無意識のうちに人を道具にして生きている。
道具にされた人間は、無意識のうちに怒りをため込んで生きている。
自律とは、道具から人間に戻ること。
そのために自分自身の感情を取り戻すこと。
私にとって、相談者を自律に導くとは、この連鎖に気づいてもらい、この連鎖から離脱してもらうことに他ならない。
だから、自律の「形」は様々になる。
新たな意味が分かってよりが戻ったり、
誤解が解けて結束が強まったり、
逆に
離婚になったり、
母子分離になったり、
あるいは
二世代間で和解したり、
三世代間で共有したり、
場合によっては
転居することが出てきたり、
縁を切ることが出てきたり、
中には
歴史を止める役割と
歴史をスタートさせる役割がそれそれ割り振られていたり
……
ともあれ、皆それぞれの意志で自律に向かい始める。
状況が理解できれば、人は誰でも自分が何をなすべきかが見えてくる。
そして、自分の意志で自己決断したということが、とりもなおさず自律の道を歩み出したということだ。
それに、
そうやって、関係者の中の誰かが自律した姿を見せることが、
そのほかのメンバーにも自律のチャンスを与えることになる
なぜなら、人はモデルを見て生き方を学ぶからだ。
言い換えると、身近にモデルを見るチャンスがなければ、
関係者には永遠に自律のチャンスは与えられない
だから、
自分の体の声に耳を傾け、
自分の気持ちを一番に大事にし、
自分の感覚、感受性を信じて、
自分オリジナルの人生へと旅立とう!
私たちは、この身一つでこの世に生まれてきた
必要なものは、この身にすべて備わっているのです
あなたは、
あなた自身を信じてください
そして、
まっすぐ
自分にとっての幸せを目指しましょう
それが、あなたの周りを、
そして、世の中を変えていくのです
カウンセラーが目指すのは各自の自律である。
例えば子供が自律できていないとしよう。
子供達を自律に導くためには、なぜ現在自律できていないのかを理解する必要がある。
そのためには、「人間は環境の動物」であるから、どのような環境で育ったのかを知る必要がある。中でも、生まれてから現在に至る環境の中で、最も大きな影響を与えるのは親という環境だ。
酒鬼薔薇事件を起こした「少年A」が、特異な人間でも先天異常でもなく、実は親の思い通りに育っていたことが分かったとき、私は親という環境が無自覚であることの怖さを知った。
同時に、「子は親の鏡」という言葉の真意を知った。
子は、親が無意識にカモフラージュしようとしているいびつな姿をも正確に現す鏡なのだ。
子供は正直に「裸の王様だ!」と叫ぶ。
同時に、家族全体の関係性がどこかおかしいよということを体を張って警告している「炭坑のカナリア」でもある。
子を見れば、親の姿が透けて見えてくる。
子がなぜそうなってしまったのか、その背景にはそうさせてしまった親の状況が必ずあるのです…。
同様に…
その子の親もまた、その親(祖父母)の子供なのだ。
すると、
子がそうなっている背景には親のあり方がある。→
親がそうなってしまった背景には、その親(祖父母)の状況がある…
このように連鎖していく。
だから、“直接伝承し得る三代の「いのちのまとまり」”である「1世紀」(100年)くらいを射程に入れている。
そのように家系の歴史を辿ると、私の目に見えてくるのは大きく言えば二通りの人間だ。
・連鎖に巻き込まれた人間
・連鎖を断つ役割の人間
連鎖に巻き込まれた人間は、無意識のうちに人を道具にして生きている。
道具にされた人間は、無意識のうちに怒りをため込んで生きている。
自律とは、道具から人間に戻ること。
そのために自分自身の感情を取り戻すこと。
私にとって、相談者を自律に導くとは、この連鎖に気づいてもらい、この連鎖から離脱してもらうことに他ならない。
だから、自律の「形」は様々になる。
新たな意味が分かってよりが戻ったり、
誤解が解けて結束が強まったり、
逆に
離婚になったり、
母子分離になったり、
あるいは
二世代間で和解したり、
三世代間で共有したり、
場合によっては
転居することが出てきたり、
縁を切ることが出てきたり、
中には
歴史を止める役割と
歴史をスタートさせる役割がそれそれ割り振られていたり
……
ともあれ、皆それぞれの意志で自律に向かい始める。
状況が理解できれば、人は誰でも自分が何をなすべきかが見えてくる。
そして、自分の意志で自己決断したということが、とりもなおさず自律の道を歩み出したということだ。
それに、
そうやって、関係者の中の誰かが自律した姿を見せることが、
そのほかのメンバーにも自律のチャンスを与えることになる
なぜなら、人はモデルを見て生き方を学ぶからだ。
言い換えると、身近にモデルを見るチャンスがなければ、
関係者には永遠に自律のチャンスは与えられない
だから、
自分の体の声に耳を傾け、
自分の気持ちを一番に大事にし、
自分の感覚、感受性を信じて、
自分オリジナルの人生へと旅立とう!
私たちは、この身一つでこの世に生まれてきた
必要なものは、この身にすべて備わっているのです
あなたは、
あなた自身を信じてください
そして、
まっすぐ
自分にとっての幸せを目指しましょう
それが、あなたの周りを、
そして、世の中を変えていくのです