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時津風部屋暴行致死事件(2)-モラルの崩壊したDV部屋

2007/09/30(Sun) Category : 社会事件簿
【時津風部屋力士暴行致死事件】

密室(価値閉塞空間)の中で事件は起きる。

ブラックボックスとなった家庭の中での“しつけ”と称する虐待
モラハラやDV(ドメスティックバイオレンス)、
学校におけるいじめ、
会社の中での“教育”と称したパワハラ、
“日勤教育”と称した洗脳、
老人ホームや介護施設における介護の名を借りた虐待、
カルト宗教における行き過ぎた“修行”による殺人…

そして、相撲部屋における行き過ぎた“かわいがり”による殺人―。


名前は変われど、密室の中ではいとも簡単に行動が暴走してしまう。

今回の殺人は、サティアンを逃げ出した信徒を追いかけて連れ戻し、リンチ殺人したことと何ら変わるところはないように思う。






モラルとモラール

図は、私が考案した「モラルとモラールの相関図」である。

moral_morale


正常なモラル(moral:倫理、規範)環境の中で過ごしていれば、犯罪までの距離は遠い。図のⅠの環境に住む人にとって、Ⅳの犯罪を起こす人のことは考えられもしないだろう。

しかし、モラルが崩壊した環境の中で過ごしていれば、犯罪はすぐ隣にあるものになる。図のⅢの環境に住む人にとっては、そこになじめばなじむほどⅣの犯罪者との境界はなくなっていく。

これまでの観察から言えば、Ⅰで有頂天になって堕落し始めてからⅣの入り口まで10年で転げ落ちていく。そして、10年以降はいつ事件が起きてもおかしくない。その後数年の間に犯罪が起きて犠牲者が出る…。

たとえば、社内でセクハラやパワハラなどが見られ始めたら、それは第Ⅲ期に突入していることを示している。それを会社が個人のせいにして、組織風土を変える手を打たないままに放置すれば、社員全体がその環境に慣れてしまう。

全員の常識がおかしくなり、「会社の常識は社会の非常識」と言われる状況に突入する。足をほんの少し伸ばせば犯罪というところにまで来てしまうのだ。
やがてそのおかしな価値観に包まれた“会社のため”に企業犯罪を起こすにいたり、その会社が社会的に抹殺されることになる。

つまり、セクハラやパワハラは、社内という一つの“社会”が崩壊しかかっている事を示すサインなのだ。その崩壊が、外からも見えるようになること、それが企業不祥事であり、組織犯罪なのである。





冒頭に書いた“しつけ”“教育”“修行”などは、モラール(morale:士気)を高めるためにあるのだろう。しかし、モラールが高い低いなどと言えるのは、モラル(倫理)が守られている世界でのことだ(図)。

モラルを守るとは、人間の尊厳が守られていること。
心理学的にいえばプラスのストローク(肯定的にその人の存在を認める働きかけ)がなされている世界で言えることだ。

殴ったり、蹴ったり、叩いたりというのは、マイナスのストローク(否定的にその人の存在を認める働きかけ)でさえない。ディスカウント(価値を値引いてみること、人と見なさないこと、人を道具扱いすること)である。ディスカウントの最たるものが殺人だ。

ビール瓶で頭を割られ、金属バットで殴られ、ぶつかり稽古で倒れたところを蹴られ…、人間としての尊厳を徹底的に踏みにじられたまま斉藤俊(時太山)さんは亡くなった。

時津風は、午前10時頃、兄弟子が斎藤さんをリンチ(“かわいがる”という言葉は使いません)する様子を1時間以上見た後、倒れたままの斉藤俊さんを放置。1時間後に様子を見に戻るが、介抱措置もとらず。水をぶっかけると体が冷たくなったので、風呂場に運んで湯をかけたが意識が戻らないため、ようやく午後零時50分頃に119番した。
【デイリースポーツ 9/30】
http://www.daily.co.jp/general/2007/09/30/0000666170.shtml





時津風部屋は、完全に価値のゆがんだ閉塞空間だったといえるだろう。
そこが監獄であれば、親は預けないだろう。
監獄の顔をしていなかったから、親は預けてしまった。

しかし、今は監獄の顔をしていない監獄はたくさんある。
家庭、学校、会社、地域社会…

離婚を打診する嫁いだ娘
不登校になる子ども、
出社拒否する夫、
引っ越しを求める子ども…

そういう悲鳴を上げてきたときに、“常識”で対応するな。
心の声を聴け!

監獄からはマックィーンのように逃げ出すしかないのだ。
そして、逃げ出した我が子を守ることができるのは、親しかいないのだ。


我が子を信じよ!!







【参考】
Getaway!
自分を守れ!

ゼロトレランスとは
ゼロトレランスでいじめは救われない
人間は環境の動物である
ハラスメント・スクール

命奪うDV 後断たず
急増!暴力関連用語

家庭というアルカトラズ(監獄)
親がおかしい!(2)-零時過ぎの女の子
「孤立が監禁を生んだ」~アイ・メンタルスクール事件
「壺割」の害(3)-中見えぬ「駆け込み寺」
「壺割」の害(4)-親は自分の産んだ子供を最後まで守れ!



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