「環境の伝道師」ゴア-ノーベル平和賞受賞
2007/10/13(Sat) Category : 環境
2007年のノーベル平和賞に、「環境の伝道師」アル・ゴア前米副大統領(民主党)及び、「気候変動に関する政府間パネル(IPCC)」が選ばれた。
【東京新聞2007年10月13日 07時50分】
平和賞の受賞が、人間同士の闘い(戦争)から、人間対環境の闘い(環境破壊)に重点を移したことの意味は大きい(04年にも環境運動家のワンガリ・マータイさんが受賞しているが)。環境の収奪競争が、戦争を起こさせていることもいずれ分かってくるだろう。
その競争で富を得ることが、幸せにはつながらないことを「先進国」は既に示している。
2015年には75%の米国人が太りすぎになる(パビリオン9月号「ローカル新聞拾い読み」より)→かつてのスリムなハリウッドヒーローは絶滅した。消費を宿命づけられた消費文明大国の結果だ…幸せか?
酒鬼薔薇事件が起こった翌年、日本人の生活パターンが変わったといわれる1998年から自殺者3万人台が定着した自殺大国日本…幸せか?
誕生から今日までの全地球史を1年にたとえると、
12/1-15は恐竜が全盛だった。
そして、人類が登場したのは12月31日23:45
もうすぐ新年を迎えるという12月31日23時59分58秒
つまり…新たな年明けのわずか2秒前「産業革命」が起こり、世界的な資源の収奪競争(環境破壊)が始まった。
生態系から切り離された生活を「文明」と呼び、わずか15日で巨大化して滅びた恐竜よりも早く、否、早いなんてものじゃない-わずか2秒で消費文明の権化たる米国人は兵器も人も絶滅寸前の恐竜のように肥え太った…。
春夏秋冬-1年にわたる豊かな地球の蓄積をわずか2秒で食い尽くしていく人類…
『あるていどの科学のレベルに達した、でも、やさしさや善意のかけた文明は、かならずその科学を自滅する方に使い出すんだよ』
『もしある世界の愛の水準が低けりゃ、それだけその世界は、多くの人が不幸で、憎しみや暴力や分裂、戦争などが多く、とても自滅の可能性の高い、極めて危険な状態にあるんだよ』
『科学と愛のバランスが科学の方に異常に傾きすぎている。何百万ものこういった文明が、いままでに自滅してきているんだ。いま、地球は変換点にある。きけんそのものだよ』
【「アミ 小さな宇宙人」(エンリケ・バリオス 徳間書店)より】
「今年も変わらぬよい年でありますように」
変化が進歩と勘違いされている現代、この言葉も死語となりつつある。
…それよりも、人類は新しい年を迎えられるのだろうか。
【参考】
「2040年-地球の心臓が止まる刻 & 地球が水中毒になる刻」
「不都合な真実」(An inconvenient truth)
「不都合な真実」への挑戦
「不都合な真実」への挑戦(2)-ガイアを救う倫理的想像力(Moral Imagination)
国虚飾にまみれて山河荒ぶ
ガイアからの自律
「地球を貪り食う」
【東京新聞2007年10月13日 07時50分】
平和賞の受賞が、人間同士の闘い(戦争)から、人間対環境の闘い(環境破壊)に重点を移したことの意味は大きい(04年にも環境運動家のワンガリ・マータイさんが受賞しているが)。環境の収奪競争が、戦争を起こさせていることもいずれ分かってくるだろう。
その競争で富を得ることが、幸せにはつながらないことを「先進国」は既に示している。
2015年には75%の米国人が太りすぎになる(パビリオン9月号「ローカル新聞拾い読み」より)→かつてのスリムなハリウッドヒーローは絶滅した。消費を宿命づけられた消費文明大国の結果だ…幸せか?
酒鬼薔薇事件が起こった翌年、日本人の生活パターンが変わったといわれる1998年から自殺者3万人台が定着した自殺大国日本…幸せか?
誕生から今日までの全地球史を1年にたとえると、
12/1-15は恐竜が全盛だった。
そして、人類が登場したのは12月31日23:45
もうすぐ新年を迎えるという12月31日23時59分58秒
つまり…新たな年明けのわずか2秒前「産業革命」が起こり、世界的な資源の収奪競争(環境破壊)が始まった。
生態系から切り離された生活を「文明」と呼び、わずか15日で巨大化して滅びた恐竜よりも早く、否、早いなんてものじゃない-わずか2秒で消費文明の権化たる米国人は兵器も人も絶滅寸前の恐竜のように肥え太った…。
春夏秋冬-1年にわたる豊かな地球の蓄積をわずか2秒で食い尽くしていく人類…
『あるていどの科学のレベルに達した、でも、やさしさや善意のかけた文明は、かならずその科学を自滅する方に使い出すんだよ』
『もしある世界の愛の水準が低けりゃ、それだけその世界は、多くの人が不幸で、憎しみや暴力や分裂、戦争などが多く、とても自滅の可能性の高い、極めて危険な状態にあるんだよ』
『科学と愛のバランスが科学の方に異常に傾きすぎている。何百万ものこういった文明が、いままでに自滅してきているんだ。いま、地球は変換点にある。きけんそのものだよ』
【「アミ 小さな宇宙人」(エンリケ・バリオス 徳間書店)より】
「今年も変わらぬよい年でありますように」
変化が進歩と勘違いされている現代、この言葉も死語となりつつある。
…それよりも、人類は新しい年を迎えられるのだろうか。
【参考】
「2040年-地球の心臓が止まる刻 & 地球が水中毒になる刻」
「不都合な真実」(An inconvenient truth)
「不都合な真実」への挑戦
「不都合な真実」への挑戦(2)-ガイアを救う倫理的想像力(Moral Imagination)
国虚飾にまみれて山河荒ぶ
ガイアからの自律
「地球を貪り食う」
ノーベル平和賞 ゴア氏とIPCC 上
これまた時機に遅れたトピックですが、ゴア全米副大統領と「気候変動に関する政府間パネル」(IPCC)が揃って、ノーベル平和賞を受賞しました。◆ノーベル平和賞『国際認識高める... ...