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トラウマから猫を殺す心理

2007/10/24(Wed) Category : 社会事件簿
『猫を殺して隣室庭に捨てる=「暴行被害で心のトラウマ」-無職男を逮捕』 【2007年10月23日(火)13:15時事通信】

拾った猫を殺し、隣の部屋の庭に捨てたとして、警視庁目白署は23日までに、動物愛護法違反などの疑いで、東京都豊島区南長崎、無職長島隆容疑者(31)を逮捕した。
同容疑者は「動物好きだったが、2月に勤務先でスコップで頭を殴られ、その恐怖感が心のトラウマとなってやった」と話しているという。



寝ようと思ったら、上記のニュース。これだけの情報で何かを判断することはできないのだが、次のようなこともあるので、一つの見方として書いておく。


家族カウンセリングで多くの事例に接して実感することは、
「人は自分がされたことを人や動物にする」ということ。

親から手足のように扱われた子供は、弟妹を手足のように扱った。
管理と監視でがんじがらめの家庭にいた子供は、近所の子供を閉じこめた。
親から心をズタズタに傷つけられている子供は、学校で友人の上履きをズタズタに引き裂いた。

人は“精神的に”されたことを、“物理的に”吐き出す。
心身に受けたダメージを吐き出していかなければ、自分が持たないからだ。

私も子育てで苦い経験がある。
何だったか具体的には覚えていないが、私が上の子にしたことを、上の子がそっくり同じように下の子にしていたとき、「あっ!」と思った。





「フラッシュバック」の項に書いたが、小さい頃にストーブで生きるか死ぬかの大やけどを負って包帯で全身を巻かれて身動きできない時に、鬼畜のごとき兄に犯された体験を持つその女性は、小学校3年のとき、真っ赤に燃えるおがくずストーブの中に、突如かわいがっていた猫を押し込めて殺した。

自分がされたことを、自分だけで抱え込んでいるには重すぎる。
その耐えきれない重荷を、かわいがっていた猫に背負わせたのだ。


そして、もう一つ-理不尽の謎が解けない限り、人は生きていけない。

なぜ、自分はそうされたのか。
なぜ、相手はそういうことができるのか。
それをしているとき、相手はどういう気持ちなのか。

それを理解するために、同じことをしてみるのだ。





突如キレた恋人に殺されかけたある女性は、
しかし、その恋人と別れなかった。

なぜ、人に簡単に手をかけられるのか。
なぜ、このような人間が育ったのか。
なぜ、私はこういう目にあったのか。

多くの「なぜ?」が解けない限り、この先の人生は閉ざされてしまうことになる。
なぜなら、人を信用することができないからだ。
人を信用できずして、人の世で生きていくことはできない。

加害者の心理がわからなければ、被害者は将来をも閉ざされてしまうのである。
「忘れて前向きに」-そんな簡単なものではないことがわかるだろう。

自分の人生を切り開きたいからこそ、自分なりに理解できるまで一緒にいるのである。その方は、私の話で腑に落ち、そして…別れた。





以下は、推測である。

長島隆容疑者は、スコップで頭を殴られた。
死んでいてもおかしくない。

なぜ?
なぜ、そんなことができる。
なぜ、俺はモノのように扱われた。
なぜ、相手は虫けらのように俺を扱うことができるのだ。
スコップで頭を殴るときの心理は、一体どういう心理だ。
スコップで殴るだけでも仕打ちだ-それを、頭だぞ。

この衝撃は、長島隆容疑者の魂を深く深く傷つけた。
そして、その傷口から多くの「なぜ?」が爆発し、長島隆容疑者は自分がされたことを猫にしたのではないだろうか。

「人は自分がされたことを人や動物にする」

彼は自分が受けた衝撃と同じものを猫に与えた。
浴槽に、猫をたたき付けて殺したのである。

彼は、理不尽の謎が解けるまで続けただろう。
そのうち、エスカレートしていったかも知れない。

そういう意味では、逮捕されてよかったと言える。

しかし、もう一人逮捕すべき人間がいる。
そう、スコップで長島隆容疑者の頭を殴った奴だ。
そして、それを許容していた周囲だ。





このような見方をすると、事件の見方が変わってくる。
ご参考になればと思う。



【PS】
尚、だからといって擁護しているわけではない。負の連鎖が続くと言うことを知ってほしいのだ。長島容疑者は罪の意識に苛まされることになるだろう。自分が自分の気持ちを受け止めない限り、救われることはない。

人を殺す代わりにモノを破壊したニキのような生き方もある。
怒りを芸術に変えたニキ・ド・サンファル



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