メモ:HTLV-1ウイルス
少しでも、知ってもらうこと。
「HTLV-1」についてのメモ
1,HTLV-1ウイルスとは
ATL(成人T細胞白血病)やHAM(脊髄マヒ)という病気を引き起こすウイルス
2,感染経路
エイズウイルスや肝炎ウイルスと同じように血液感染。母乳を介した母子感染や輸血感染。
3,感染者数
150万人いるといわれるが、発症までの潜伏期間が数年から数十年と長い。
・ATLは感染者の約5%が発症し、8割以上が5年以内に死亡する(毎年1000人を超える)。
・HAMは約0.2%が発症し、歩行障害、排尿障害、下半身麻痺が徐々に進行。
4,間違えられやすい病
http://www.minc.ne.jp/~nakusukai/index.html
(↑上記の「キャリア」の項参照)
HAMの症状は多発性硬化症や、その他の神経系麻痺と大変似通っている。
特に初期の症状はリューマチや膠原病の症状ともかぶったりする。
長期に渡って進行するので老化現象として扱われている可能性あり。
5,問題
感染者の約半数が南九州と沖縄に集中。このため風土病との認識が根強く難病指定されていない。
そのため医療費も高額で、治療薬の注射をするだけでも月9万円かかる。
また、治療法は確立していない。
6,HTLV-1ウイルスと闘う会
「日本からHTLVウイルスをなくす会」(通称スマイルリボン)