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「1秒の世界」(TBS)が見せた地球の悲鳴

2006/01/20(Fri) Category : 環境
『「地球の平均気温が1度上がる」と聞いても、あまりピンとこない。
では、自分の体温が37度5分。
この状況が1年間続いたら、1年後私はどうなっているだろうか。
そうならないよう、地球は懸命に宇宙に熱を排出しようとしている。』
(「同時多発気象テロ」より)

さらに、42度くらいが常温となったら……どのくらいの生物が生き残っているだろう。
人は心臓が止まると、全ての活動を停止する。
思考・感情・行動―人という生命体が行っている全ての活動の源が心臓である。

心臓の役割は血液を循環させること。
血液の役割は酸素と栄養の供給。
しかし、その実、血液循環の最大の役割は、廃熱(余分な熱を外へ放出)して体温を一定に保つことだ。

海から生まれた生命。
血液の成分は、海洋深層水に近いと言われている。

深層流は、酸素と養分を全洋域に運んでいる―そう血液と同じ役割。
そして赤道で温められて上昇し、表層流に乗って北極海へと還っていく。
この深層流と表層流の大循環によって、海は余分な熱を大気へ放出し、さらに大気循環によってその熱は宇宙へと放出される。
海は海洋大循環をすることによって「地球の体温」を保っているのだ。

(ね、地球と人体はそっくり同じ!)

では、大循環させている「心臓」はどこにある?
そう熱を放出した静脈血(表層流)が還っていくところ―つまり、北極。

その北極が、崩壊している。
北極で冷やされた海水が沈降して深層流を作り出すのだが、沈降が途切れ始めている。
人間で言えば、心臓が弱々しくなり、心電図に不整脈が現れ始めた。

北極が“壊れた”時、海は循環をしなくなる。
その時、地球上の全ての活動は停止する…
思考・感情・行動―人という生命体がゴチャゴチャと行っている全ての活動が停止するのだ。


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残るのは、循環しなくなった巨大な水溜り。
循環しなければ、廃熱ができない。
水溜りの水はやがて腐ってヘドロの沼と化す。

全ての活動は熱を出す(=エントロピーが増大する)。
その熱を系外へ排出する(エントロピーを低減する)仕組み―それが「循環」だ。

体温を一定に保つ、というのは、1秒ごとに生産されている熱を1秒ごとに排出する仕組みがあるから保っていられるのだ。
気温(地球の体温)が一定に保たれていたのも同じ。「循環」の仕組みがあった。

しかし、人類は「開発」という名前で、その仕組みの息の根を止めようとしている。

循環がなくなったとき、世界は「熱的死」を迎える。

……
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