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闇の北九州方式の実態

2007/12/21(Fri) Category : 世相・社会
「腹減った、おにぎり食べたい」
そう日記に書き残して餓死した男性。

人を守るべき行政が、人を見殺しにした。
その人殺し行政の実態が、元職員(ケースワーカー)によって語られた。

藤藪貴治さん。
勇気ある証言だと思う。
生活保護「ヤミの北九州方式」を糾す―国のモデルとしての棄民政策』という本を出版されている。

氏によれば、毎年生活保護率を下げるための「数値目標」が設定される。
率を下げる=保護対象者を減らす。つまりは、人を切ると言うことだ。

で、ターゲット(標的)が決められるらしい。
「○○は、今年中に“自立”ね!」
(氏によれば、同じ市民(人間)として見ていないので呼び捨て)

発言者は、自分が言ったことの意味を理解しているのだろうか?
自分が道具となって生きている人間は、人の命も軽く扱う。



受給者は語る。
「怠けている、と毎度のように言われると、もうどうでもいいという気になる」
…自尊心をはぎ取り、人を追いつめていく言葉の暴力。



ある時、氏が担当していた80才の老婦人が孤独死した。すると、
「あぁ、1件減ってよかったね!」

人間の言葉だろうか。
「人間を幸福にしない日本というシステム」そのものを見る気がする。



なぜ、ここまで行政に「心」がなくなってしまったのか。

かつて、炭坑閉鎖に伴って北九州は全国一、生活保護者を抱えていた。
それを減らすため、厚労省は30年にわたって中央から人を送り込み、「適正化」の指導をした。
その“指導”の結果生まれたのが、「闇の北九州方式」である。
そして、2006年、厚労省は北九州を高く評価した…。

地方自治体よ、中央のロボットになるな。
ロボットになれば、「心」を亡くす。

行政は、
人々を生かすためにある。
人々を殺すためにあるのではない。

このような当たり前のことを、わざわざ書かなくてはならないことが哀しい。


【今朝のスーパーモーニング(テレ朝)「告発の行方」を見て】




【ご参考】
週刊東洋経済「貧困の罠」特集に見る日本-(2)弱者切り捨て


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大阪市役所の違法

大阪市役所の市役所の橋下が生活保護者にたいして違法な助言指導や保護打ち切りの為の違法で厳しい就労指導や違法な水際作戦申請者を威嚇するために警察OBまで採用しているもうこの馬鹿のやっている事は昔の北九州に近いあれだけの数の福祉団体や弁護団体が改めめるように抗議しているのにこの馬鹿は改めようとしないまー今年で市長を辞めるからいいけど問題は市長選挙でこいつが推薦している吉村議員だこいつが当選したらまた生活保護者はいじめられるしか不思議なのはこれだけの違法な運営をしているのに厚生省はなんできつく指導しないのか多分安倍総理は橋下がやっている事を大歓迎しているんだろう見て見ぬふりをしているんだろう自殺者や餓死者が出たら手遅れだ安倍のきちがいが総理をやっていた生活保護者はいじめられるだけだ1日も速く自民党安部政権が崩壊してほしい

 

全部の厚生省の指示だ

俺が思うには全国の市役所がやっている違法な水際作戦や保護打ち切りの為の就労指導は全部厚生省の指示だと思う自民党と維新の党以外の市長は大抵はやっているが知事と市長が自民党の議員だったらかなりたちが悪いなんでもかんでも阿部総理と厚生省の言いなりだ阿部総理は生活保護者をこれ以上増やしたくない減らしたいから自民党のが知事と市長になったら結果が目に見えている俺の知事も市長も自民党以外の議員だから適切に起こっているついでに大阪市役所の橋下がやっている昔の北九州に近い保護者のいじめ厚生省は多分見て見ぬふりをしているんだろ自民党阿部政権が崩壊すれば生活保護も適切に行うと思う

 

匿名ですみませんさんへ

一生懸命頑張っているケースワーカーの方がこうしていらっしゃることにほっとしました。
そういう人々の心を踏みにじるような行政をして欲しくないですよね。

本を読んで感想を持つ自由もあるし、その反対に切実にお仕事をしてる人々の声も大事だなぁと感じました。

 

ケースワーカー経験者の意見です。

匿名ですみません。
北九州市で3年間ケースワーカーをした者の意見です。
ただし、一福祉事務所のみなので、全体では分かりません。

(ブログからの引用)
氏によれば、毎年生活保護率を下げるための「数値目標」が設定される。
率を下げる=保護対象者を減らす。つまりは、人を切ると言うことだ。
で、ターゲット(標的)が決められるらしい。

(私の意見)
私がいた3年間は、個々に割り振られた「数値目標」なるものはありません。
全体で、「これぐらいにしなくては」といった目標はあったかも知れません。
いずれにしても、所謂、営業のノルマのようなものは一切ないと断言できます。

個人的に自立にさせたいターゲットを決めることはありました。
たとえば、生活歴やこれまでの訪問の中から、
扶養義務者(子ども)とは良好な関係を維持しているにも関わらず、
同居も一切の援助をもらわない人です。
理由を尋ねると、「嫁とはウマが合わない」ので、
同居のみならず援助してもらうのもイヤだというのです。
子ども(息子)は大手企業の管理職でした。

こんなことが許されるのなら、扶養義務そのものを問い直さねばなりません。
本来的な制度の利用ではなく、個人的な感情で利用されているのです。

(ブログからの引用)
ある時、氏が担当していた80才の老婦人が孤独死した。すると、
「あぁ、1件減ってよかったね!」

(私の意見)
誰の言葉か知りませんが、かなりデフォルメされているような気がします。
「1件減ってよかったね!」なんて、誰がいうでしょうか!

私を含めて、ケースワーカーはみんな頑張っていました。
私の一例として、人工透析を受けている保護者がいました。
病院から「一週間以上(10日だったか?)、透析を受けに来ない」との連絡を受け、
すぐに、本人の家へ行きました。大家さんを呼んで、カギを開けてもらいました。
チェーンが掛かっていたので、市で補修費を出すことを条件にペンチで切ってもらい、本人を病院に連れていくことができました。

また、年金担保にマチ金からお金を借りている高齢者がいました。借金返済で生活ができず、また借金を増やすという悪循環です。
マチ金と交渉して(かなり怖いのですが)、借金返済額を生活できる範囲に設定してもらいました。もちろん、収入認定をすることもしません。マチ金には、これ以上すると警察と相談するなどの内容で、一応けん制しました。

他にも、「本人のために」っていろいろなことをやってきています。
私だけでなく、他のケースワーカーもです。
みんな頑張っているのに、「あぁ、1件減ってよかったね!」という発言で、「そんなものか」って思われるのは、とても悲しいですね。


長々と書いても切りがありません。最後に一言だけ。
(ブログからの引用)
藤藪貴治さん。
勇気ある証言だと思う。

(私の意見)
勇気ある証言と、私が知っている現実は違うような気がします。
この証言が独り歩きして、結果として、市民が保護行政や福祉全般に不信感を持つ、または、やる気のあるケースワーカーのモラールが低下するといったことになれば、何といったらいいのでしょうか?

 
    
 
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