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高2通り魔少年の背景にあるもの

2008/01/07(Mon) Category : 少年犯罪・家族事件簿
品川区の戸越銀座商店街で、高2の少年が「殺してやる」と叫びながら、通行人に次々と切りつけた事件が5日午後3時頃起こりました。「誰でもいいから皆殺しにしたかった」などと供述していますが、女性や老人など弱い者に向かっていて腹が立ちます。

直接の動機は、「塾の先生に怒られてむしゃくしゃしていた」とのことですが、それは動機ではなくきっかけに過ぎません。そのちょっとしたきっかけでキレて暴走してしまうくらい、心のコップに吐き出せない感情がギリギリいっぱいに溜まっていたと言うことです。

表面張力でかろうじてこぼれないくらいにまで一杯一杯に溜まっていれば、ほんの些細な一滴のことで溜まっていた感情がブワッとあふれます。それまで抑圧していた感情が津波のように襲ってきますから理性でそれを押しとどめることは出来ません。頭が真っ白になったり、プチッと音がしたり…それがキレたという状態です。

つまり本当の問題は、そこまで一杯一杯になるまで感情を吐き出すことが出来ない彼の日常環境にあります。感情は受け止める人がいなければ出て行きません。なぜなら、感情は自分自身。捨てることは出来ないからです。感情をコントロールせよ、などと言いますが、あふれた感情をコントロールできる人はいません。




事件を起こした子供たちが発する言葉というのは、一見不可解に見えるようで、心の叫びをそのまま表していることが多いものです。だから発している言葉に鍵があります。『誰でもいいから』という時、その深層心理にあるのは親に対する怒りです。親に向かえないので「誰でも」になってしまうのです。

自分の胸に手を当ててみてください。自分の苦しみをわかってほしいのは、第一に親であるはずです。その親がわかり得ない人間であるとしたら、そしてその親そのものからストレスが来ているとしたら、溜まりに溜まった感情と怒りは、“誰か”に受け止めてもらわなければ心が破裂してしまうのです。

「ばかにするな」「なめんなよ」などと叫びながら包丁を振り回していたそうですが、これは少年が日常的にディスカウント(人として尊重されないこと)されていたことを示しています。馬鹿にされた対象が明確であれば、その個人に向かうでしょう。しかし、相手が親であり、かつ支配と服従の関係が無意識のうちに行われていれば、敵が明確でないままに怒りだけが蓄積されていきます。結局、“誰か”に向かわざるを得ないのです。

母親を殺害した福島の高3の少年も「殺すのは誰でもよかった」と言っていました。
福島高3母親殺害事件




「人間関係に悩む」「人間関係でトラブル」と記事にあります。
人は感情を持っています。人間関係は、気持ちの受け止め合いがその基本です。しかし、心のコップが満杯では、人の気持ちを受け止める余裕はありません。また、心に余裕が全くありませんから、ちょっとしたことで感情が波立ったり激したりと感情の起伏が激しくなり、相手の感情に共鳴して自分の感情が抑えられなくなったりするため人間関係のトラブルも増え、人付き合いが苦手になっていくのです。

心が重たいため何事も億劫になります。感情をあふれさせないように抑えることでエネルギーを消費してしまいますので気力も萎えてきます。一方で、常に出てこようとする感情と闘っているわけですから、集中力も注意力も続かなくなっていきます。このような状況下で日々親からのストレスは注ぎ込まれ、イライラだけが募っていくのです。





今や、このような家庭は日本中にあります。
むしろ、機能不全家庭が一般化してしまったのが、「現代」です。

気づいてください。
経済社会に踊らされないでください。

足元を見つめてください。
国家国家と声高に論じている間に、足元の家庭は砂のように崩壊しています。

会社も壊れています。
奴隷にならないでください。

今や、社会の常識がおかしくなっていることを感じてください。
社会の価値観を家庭に持ち込むのではなく、むしろそこから家庭を守ってください。

何が本当の幸せかを考えてください。
昨日書きましたが、ネロは芸術家になりたかったのです。皇帝になって幸せではありませんでした。親の欲のために子供を道具にしないでください。



そして、学んでください。
学びが気づきを生みます。

丁度今日から、「症状」のシリーズを始めます。
まずは、『「いい子」という病』から始めたいと思います。
なぜなら、「“いい子”は万病の元」だからです。


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更生というより鋳型成型

『日本で行われている更正はdoing』-そうですね。形だけです。

ロボット介護もそうですね。
「便利だねぇ。でも、私は人手がいいねぇ」とポロッと本音を言えばいいのです。自分の気持ちを言っていきましょう。

 

親に蓋

言い得て妙-その通りだと思います。


 

はい、その気持ちわかります

よく更正という言葉を使いますが、更正している方が生の心の叫びをわかっていない場合があります。そういう人達は、理想的な表面上の行動を無感情に行うロボットを作っているようなものだと思います。今、日本で行われている更正はdoingであってbeingではないと感じます。

これを書いていて思い出したのが、最近はやりの介護ロボットのことです。人間は病気や怪我で動けなくなった時に、本当にロボットに介護して欲しいと思っているのでしょうか。私は違います。確かに、病気や怪我をした人達を助ける手段は大切だと思います。でも、いくら知能ロボットとか柔らかみを持ったロボットといっても、やっぱり具合の悪い時は生身の人間に近くにいて欲しいと思うのではないでしょうか。科学技術で人間を幸せにするのはいいこと。でも、科学技術のために人間が幸せなふりをするのはどうなのでしょうか。これは、親の都合で幸せなふりをする子供達と似ているような気がします。。。。。。。。

 

やっぱり・・・

この事件を見た習慣にこの少年、親に蓋されてるなって思いました。親への怒りが原因の事件は、おとなしく、優等生の少年がなぜ??みたいなどうでも良い議論されるだけで、ちっとも核心を分かってる人が居ない気がします。

ごあいさつ遅くなりましたが、本年度も宜しくお願いします。

 
    
 
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