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規制緩和政策の破綻を露呈したグッドウィル事業停止命令

2008/01/12(Sat) Category : 世相・社会
日雇い派遣大手グッドウィルが二重派遣などの違法派遣の罪を問われて事業停止命令を受けた。
日雇いと言えば山谷。岡林信康が、「山谷ブルース」を歌ったドヤ街を思い出す。

昭和の遺物と思っていた日雇いという働き方を一挙に全国区化したのは小泉政権。
米国共和党政権の先兵となって規制緩和を進め、一挙に日雇い派遣、ワンコールワーカーという働き方が広まった。

労働者派遣法は、「必要な時に、必要な人を、必要なだけ」という「部品の調達方式」を人間にまで当てはめた非人間的な法律である。この法律によって、労働者は完全に“道具”と位置づけられることになった。
21世紀初頭-日本の世相


その結果、「ネットカフェ難民」や「ワーキングプア」層が出現し、それは正社員への脅しとなった。会社の言うなりのままに残業時間は瞬く間に増大し、ワークライフバランスはガタガタに崩れ去っている。

道具扱いされると人は怒りが湧く。怒りとは、人間の尊厳を傷つけられて出てくる感情だからだ。
その結果、怒りの列島と化した日本で、ハラッサーが蔓延することになった。
急増!暴力関連用語


追いつめられた大人は、「キレる大人」や「モンスターペアレント」となって社会に牙をむく。
家庭も崩壊し、家庭内での事件が増大している。



政治の影響が、私たちの生活にどれほどの悪影響を及ぼすか、身に染みてわかった。
一国の首相ともなれば、たった一人でかくも巨大な人々を不幸のどん底に落とし入れることが出来るのだ。
そう、ヒトラーのように。

イメージで政治家を選ぶことを私たちは猛省しなければならない。


グッドウィルの事業停止は、小泉政権が強力に推し進めた規制緩和政策が「大失敗」であったことを教えている。
私たちは、失敗から学ばなければならい。
そして、次はどこに進むのかを一人一人が考えなければならない。

かくも生活に関わって人を不幸に陥れる政治を自分たちの手に取り戻さなければならない。
それは、難しいことではなく、一人一人が流されずに考える時間を持つこと。

グッドウィルの事業停止が、働き方の変化につながっていくことを望む。





【ご参考】

棄民(2)-コムスン事件の背後にあるもの

時代に翻弄されるカイシャイン


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