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船場吉兆に見るモンスターマザーの支配型

2008/01/13(Sun) Category : 親の諸相
食品偽装表示問題の船場吉兆(大阪市)が、おかみの佐知子取締役(70)を後任の社長と内定していることが12日わかった。

『同社の関係者らによると、佐知子取締役は産地の偽装や消費・賞味期限の改ざんなど一連の問題に直接関与しておらず、顧客に顔が利き料亭経営に詳しいため中心になる必要があるという。』 【2008年1月12日東京新聞】

あの、偽装会見をご覧になった方は、この佐知子取締役こそが裏での糸引き役であったことが実感としてわかると思う。(ご参考↓)
http://www.youtube.com/watch?v=tVm_FkJfuj8&feature=related

引責辞任させられた湯木社長と長男、二男の3人はその糸の先の操り人形(マリオネット)だった。




12月、高山にいた折、中日新聞(12/2)に小倉千加子さんが次のようなコラムを載せていた。題して「母親が怖い」

『世界で一番怖いのは母親ですよ』
『やっぱり?母親はものすごく怖いですよね。みんな黙っているだけで』

という会話を既婚男性たちがしていたそうだ。
『実家に行く日には、着て行くものを考えるだけでとても緊張するという』

『期待に応えると母の誇りとなるが。期待を裏切ると母は避難するに違いない。母の支配の下に自分が出来あがり、今も母の拘束から逃れられない』

『母が催眠術師である。息子はその暗示に逆らうことが出来ず、母の前では自動機械になってしまう』

『妻と別れたり、妻を裏切ったりすることが、母への従順の証となる』

『子供は慢性的な怒りと自己不全感を持つ』

『大人になった息子に服を与えるというのは親が支配するための最高の方法である』


-まさしくその通り。





時津風部屋暴行致死事件で見たように、人は絶対権力者に忠誠を示すために、時に権力者が考えている以上のことをする。つまり、行動が過激になる。

11/15の朝日新聞によれば、夫の湯木社長は『「そんなん日持ちするんやで。1ヶ月くらい延ばせ」と大声で』言うなどさんざん現場に発破をかけて指示している。
パート女性は、『ずっと我慢していた。言えないですよね、怖くて…』と言っている。

そのくせ発覚すると、『あんたのせいやで』とパート女性を責め、さらに賞味期限切れの良品を売った理由を書かせるため雪隠詰めにした。『拒否すると、「やったのはあんたやないか」と怒鳴られた。トイレにもなかなか行かせてもらえず、恐怖を感じた』と語っている。




一見、湯木社長の恐怖政治に見えるが、その背景には創業者の故湯木貞一氏の三女である妻に対する忠誠を示すための過激な行為であることが推測される。

というのも、まるで罪の意識もないかのように『あんたのせいやで』と人のせいにするのは、「操り人形」となった人間の一つの特徴だからだ。

企業犯罪を犯して逮捕されたサラリーマンは、簡単に口を割るし、かつ罪の意識は薄いという。会社の命令でやったと思っているし、自分に責任はないと思っている。心を亡くして長いものに巻かれて流される中で犯罪を犯しても、罪の意識はない。哀しきロボットだ。その被害が自分の家族に及んだら、わかるのだろうか…。

いずれにせよ、直接手を下したものは「トカゲのしっぽ切り」のごとく切り捨てられるだけなのだ。「やったのはあんたやないか」というのは、残念ながら正しい。
もちろん、この社長以下3人も切り捨てられたわけだが…。

どっこい、黒幕は生き残った。




そもそも何故三女が、このように闇雲に儲けと拡大に走ったのか。
夫も息子も手足(操り人形)にしてまで突き進み、しかもその手足を切り離して尚、頭(自分)だけはそこに残ろうと固執している。

ここに、親に自分の存在を認めてもらうためだけに生きている人の深き業を見る思いがするのだ。

自分が認められるために何事かを成し遂げようとする人は、自分自身がその目的のための手段となる。自分らしく生きることが本来の目的なのだが、生きる手段が目的となることによって自分がその目的達成のための第一の手足(手段)となってしまうのだ。

自分自身を道具として扱っている人は、家族だろうが社員だろうが「道具」である。そして、その商品を購入する消費者さえも…。彼女は、消費者よりも創業者である父親に最も詫びていたように見える。

彼女の目は誰も見てはいない。
ただ、自分の親だけを見続けている…。

彼女もまた、愛薄き人だったのではないか。
無条件に親から愛されたかったのではないだろうか。






【ご参考】

短大生遺体切断事件の家族心理学(1)


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とかげの尻尾切りで思うIPのやり口の一つに

「要」は押さえておいて、手放さない。
手放してもいかようにもできる、替えのきくものから手放していく、というやり方があるように思う。
必要があるのなら、子宮のパーツである子供も切り捨てました。
それと似たようなことを、人との対話でもしているように思えるのです。

つまり私が嘘をつくときは、知られたらまずいもの一点だけは隠しとおす。なんとしてでも。
それ以外は本当のことを話す。
そしてその本当に重点をおいて、注目させて、嘘から目をさそらさせ、正直者を装う。
このときの本当のこととは、とかげの尻尾であって、キモではない。

自分をだますときも、これをしている気がしている。
尻尾がIPにとって明かしても惜しくない真実ならば、なんとしてでも死守したいキモとは、感情とそれを爆発させるトリガーになる真実なんだと思うのだけど、なかなか手堅い守りです。

 

おかみが社長になりましたね。

今回の偽装工作の責任をとって
社長が辞任したのにかわり、
新しい社長に佐知子取締役が
就任したと今日、ラジオの
ニュースでききました。

根本的な原因をつくった人物が
何もなかったかのような顔をして
違う形でまた吉兆に君臨するのですね。
せっかく内部告発されたのに、
この問題は解決されないまま
表面だけとりつくろってうやむやに
されてしまうような気がします。

 

「子宮」としての会社

『根が深い』ですねぇ…。

愛薄き人は親に認められたいがための人生を歩きます。

もう一つ。自分が安心できる居場所を欲します。船場吉兆は、三女にとって「子宮」だったのかもしれません。そこでは、自分以外に君臨するものはいりません。大きな赤ちゃんである自分以外は、全員が子宮の一部なのです。


 

このおかみが会見で、どんなに記者に詰問されてもふてぶてしく構えていたのに、創業者の父の話になると「天国のおとうさんに叱られる」と言って突然涙したのを見た時に、私も中尾先生と同じように感じました。

彼女が恐怖しているのは消費者の信頼を失うことではなく、死んだ父に『叱られる』こと…。

根が深いと思いました。

 
    
 
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