プロフィール
 

中尾英司

Author: 中尾英司
Doing(させる,働きかける)ではなく、Being(共にある,見守る)―半歩あとから


中尾相談室のカウンセリング概要
カウンセリング申込み要領

中尾真智子ブログ

ホ・オポノポノ to IC―
「ごめんね」「ゆるしてね」
「ありがとう」「愛している」

 
ピックアップ目次
最近の記事+コメント
 
 
カレンダー(月別)
 
08 ≪│2023/09│≫ 10
- - - - - 1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
 
カテゴリ
 
 
全ての記事を表示する
RSSフィード
 
 

「悪い子」の健気

2008/01/14(Mon) Category : アダルトチャイルド
ある子供は、お母さんが帰宅すると悪さをしました。
お母さんは、イライラと怒りとばします。

「いっつもこうなんだから!」-もはや日課です。
毎日のように怒り、毎日のように怒られ…それが、改善もされずに続いているわけです。

なぜ?

そのお母さんは、怒りを溜め込んでいる人でした。本人も無意識の親に対する根源的怒りがありました。日常的に何かのきっかけをつかんで吐き出さなければ身が持ちません。

子供は、母親が怒りを吐き出さなければ持たないことを知っていました。
しかし、何かきっかけがなければ怒ることは出来ません。
そこで…悪さをしたのです。

つまりは、お母さんが怒るためのきっかけを与えていたのです。
そのために、悪い子になっていたのでした…。



憎まれてまで、なぜ?

それは、子供にとって母親が安全基地の本体だからです。
この世と自分を結ぶ拠点なのです。

その安全基地が崩壊してしまっては、自分の人生どころではありません。
ですから、安全基地を支えるために子供は身体を張るのです。


悲劇は、親子共にこのことを自覚していないときに起こります。

例えば、子はやる気が出ず、定職に就かずニートになり、親はパラサイト(寄生虫)と子を憎み…。
しかし、親の「怒り」という巨大なエネルギーを受け止めるために力を使い果たしている子供は、外に出る余力が残るはずもありません。子供が受け止める(犠牲になる)ことにより、救われているのは実は親なのです。

「子は親の鏡」です。
子が親にパラサイトしているように見えるとき、実はパラサイト(寄生)しているのは親の方です。

このことを相互に自覚したとき、それぞれの「自律」の道が始まります。


関連記事
 
Comment3  |  Trackback0
 
 

Trackback

 

Trackback URL :
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)

 
 

Comment

 

そのことに最近気づかされました。
現時点で私は子供の立場です。
上の記事だけをみると親がきっかけのように感じますが、親になったとき、上記のような怒りが湧いてしまった場合には自分にどのような対処をすることが効果的でしょうか?

 

そういう考え方があるんですね、参考になりました。

 

心が救われました
有難う御座いました

 
    
 
Home | Top ▲
 
はじめにお読み下さい
 

読まれる上での留意点
自分を取り戻す方法総目次
*全記事リンクフリーです

 
検索フォーム
 
 
著作
お問い合わせなどあれば↓
 

名前:
メール:
件名:
本文:

 
会場でお会いしましょう(^^)
記事・インタビュー他
わが子を守るために
写真
ブックマークに追加
 
 
月齢
 
Today's Moon phase
 
QRコード
 
QRコード