「いじめ」って何?(1)−感情吐き出しのバケツリレー
校長先生やご来場いただいた教育委員の方といろいろお話ができてよかったです。
体育館で先生も全校生徒も全員が一緒に同じ話を聞く−この最大の効果は、知識のプラットフォームが揃って“共通語”ができること。みんなが知っているから、話題に出来るようになります。
今回は「心のコップ」。
折角だからこの機に乗じて「いじめ」の本質について解説しておきましょう。
まず、図をご覧ください。

「押しつける親」が我が子にプレッシャーを与え、子供の「心のコップ」はストレス感情で一杯になる。
↓
その感情を「いじめ」という形で別な子に向かって吐き出す。
↓
いじめられた子は、溜まった嫌な思いを家に帰って親に受け止めてもらってスッキリする。
(*尚、単純化するために、いじめの背景に「押しつける親」を置きましたが、「受け止めない親」も背景にいます。子供に関知しないか、自分のことだけで一杯の親ですね。)
さて、図だけを見ていると何かに似ていませんか?
そう、バケツリレー。
始点(スタート)が「押しつける親」。
終点(ゴール)が「受け止める親」。
リレーするものは「吐き出したい嫌な感情」
その吐き出したい嫌な感情の本体の多くは、自分の親に対する、まぁ、いろいろな思いです。「怒り」なども、その代表選手でしょうね。
つまり、「押しつける親」からスタートした「吐き出したい嫌な感情」は、子供を経由して「受け止める親」に受け止めてもらって終わるのです。
結局、「押しつける親」は、自分の親に言えず受け止めてもらえない感情を、他人の「受け止める親」に受け止めてもらっているわけですね(--;)。
こうしてみると、問題は一目瞭然。
いじめは、子供の問題ではありません。
いじめは、いじめる子の後ろにいる親の心の問題なのです。
下図のように、家の枠をつけてみるとよりハッキリわかりますね。

いじめは、あたかも家の外の世界で起こっている子供同士の世界だけの出来事のように思えますが、その原因は家の中にあります。
実際、私の娘が小学校の頃にいじめにあったときも次のようなことがありました。
『ある子は、娘の母(つまり妻)が面白くてえらそうじゃないことがうらやましかったらしい。それがいじめにつながった。ある子は、親に自分と娘のことを比較された。それが嫌がらせにつながった』
【成人式から戻った娘との会話〜いじめについて】
そして、この図からわかること。
Doingする親(Doing Parents)が子を追いつめ
Beingする親(Being Parents)が子を救うということ
そして、親が受け止めてくれれば、
子は何度でもフェニックスのように立ち上がる事が出来るということ
子は不死鳥
親はその不死鳥の巣なのです
【ご参考】
ゼロトレランスでいじめは救われない







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