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あったかいポッケ

2006/01/22(Sun) Category : (家族)カウンセリング
街灯に吐く息が白く浮かび上がる。
踏み出すたびに氷がバリバリと大きな音を立てる。

乗る人もまばらな車内は充分に寒い。
みな蓑虫のように首まで縮めて座っている。

もう一つ厚手のやつを着てくればよかったな、と少し後悔しつつポッケに手を突っ込む。
妻の作ってくれたおにぎりが暖かい。

「少年A」の両親の手記から「酒鬼薔薇」が生まれた理由を洞察したように、
書いたものには、隠しようもなくその人の全てが余すところなく表される。

西へ向かう列車の中。
私は壮絶な半生を紐解いていた。


そこには、いろいろなサインが重層的に現れていた。

その最大のものは“連鎖を断つ”こと―
次に、常識を疑い、そして“煩悩を解き放つ”こと―


駅に降り立ったとき、そこには3月の風が吹いていた。


--------------------


再び駅に立ったとき、暗闇の中白い雪が舞っていた。

小さな無人駅。
見送ってくれる皆に混じって力一杯手を振り続けるボクがいた。

ポッケにはボクが突っ込んでくれたお菓子があった。

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